ツール・ド・フランス2016はフルーム連覇で大団円

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3週間に渡って開催されたツール・ド・フランスは、クリス・フルームが連覇、自身3勝目となる優勝で幕を閉じました。

最終盤こそ落車による影響でちょっとだけ心配しましたけど、盤石すぎる優勝でした。

落車のケガの影響のとき以外、ほぼ無敵のような走りっぷりでした。
第8ステージでは圧巻のダウンヒルで総合首位にたつと、そこからはチームスカイが抜群のコントロールを見せ、他のチームが動いてもしっかり対応。

そしてフルームは、第18ステージのヒルクライムタイムトライアルで、総合優勝がほぼ決定的となるステージ優勝を果たしました。

今となっては第12ステージでの『走るフルーム』も愉快なエピソードのひとつとなりましたね。

今大会は、勝つべくして勝つ男がしっかりと強さを見せて勝った大会、と総評できるのではないでしょうか。

 

一方でアスタナやモビスターがほとんど何もしなかった(何もできなかった)というのが、見ている側からするとホント残念でした。

来年のツール・ド・フランスでは違った戦い方を期待したいものです。

 

唯一出場した日本人の新城幸也は、落車の影響が心配されたものの、第6ステージでは敢闘賞となる逃げを見せてくれました。

大会序盤で逃げてくれたので、中盤以降もその勇姿を見たかったのですが、結局目立った動きはそれだけ。

JSPORTSの中継が始まるたび、逃げる新城幸也を期待していたのですが、わずか一日だけしか楽しむことができませんでした。

まぁ、出場できたこと自体が奇跡なんですけど、観る側としてはもっと大きなものをのぞんでしまうのは、ユキヤに失礼でしょうかね 笑。

とりあえず、お疲れ様と言いたいところです。

 

大会中盤まで盛り上げたのは、復活を果たしたマーク・カベンディッシュ。

近年はキッテルに負けっぱなしで、力の衰えを指摘されていたなか、ステージ4勝という結果を残しました。

リオ五輪に集中するため、と言って終盤のアルプス決戦を前にリタイアしましたが、賛否が別れるところですね。

五輪で結果を出しても「ツールを棄権したから当然」と言われるかもしれないし、結果が出なかったら「リタイアまでしたくせに」と言われるかもしれません。

どちらにしても厳しい評価の声が多くなるのような気がするのですけど。

 

大会通して力を魅せつけたのはティンコフのペーター・サガンでした。

スプリント勝負ではカベンディッシュの後塵を拝するものの、途中に山岳がある平坦コースでは無類の強さを発揮しました。

個人的には『自転車の申し子』にみたいに思えて仕方ありません。

そりゃもちろん山登り勝負やタイムトライアルだったらサガンより早い選手は沢山いるんですけど、コース対応力の柔軟性とか、駆け引きとか、なんというか、自転車の早い子供がそのまま大人になった、みたいな感じです。

ティンコフというチーム自体、今年で消滅してしまいますが、サガンにはどこに移籍しても、わくわくするようなレースを見せてほしいと思います。

 

ツール・ド・フランス2016、毎年そうですけど、始まったときは先が長いなあと思いつつ、終わってみればあっという間の3週間でした。

大会中にはニースでテロ事件があったりなど、無事に最後まで開催できるのか、という心配もしてしまいましたが、とりあえず大きな事件に巻き込まれること無く大会が終了できてホント良かったですね。

来年は、今年以上に熱い戦いを期待したいと思います。


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