熊本地震の反応を見て感じたこと

4月14日、夜9時26分に熊本県で震度7の地震が発生しました。

そして28時間後の4月16日深夜1時25分に、またも震度7の地震が熊本県を襲いました。

東日本大震災以来、「余震は本震より小規模」というある意味常識となってしまった固定観念が打破されてしまいました。

被害を受けた多くの方がそうだったように、おそらく僕も2度目の震度7で犠牲になってしまったかもしれません。

「前震」と呼ばれるこの現象は、今後の地震に関する知識に大きな教訓となりますね。

 

今回、個人的にはけっこう疑問を感じる事が多かったので備忘録的に書き連ねようと思います。

 

まず、熊本地震と命名されたことですが、実は隣の大分県もかなりの被害が出ているんですけど、報道ではほとんど触れられません。

報道各社はこぞって熊本城とか阿蘇大橋を中心に、避難所、土砂崩れ、隆起した土地、崩壊した家屋を報じますが、それに近い被害は大分県にもあるんです。

ガソリンスタンドに列に割り込んだ西日本テレビの中継車の話しを聞いて、さらにマスコミ不信というか、報じる自分たちは特権階級、というような意識が根強く残ってるんだなぁと感じた次第です。

俺たちが流す映像だけ見てろ、みたいな。

さらには絶叫系のレポートがウザすぎです。

 

次にスポーツ界などを中心とした募金活動。

個人的にはプロ野球選手が試合前に募金活動した、というニュースが、ヘンだな、と。

年収1億も2億ももらっている選手たちが募金を集めている姿が滑稽に映ります。

一般人から募金を集める前に、自分たちが率先して募金したらいいのに、と思うわけです。

プロ野球選手と観戦する人たちであれば、圧倒的な収入差があるはずなのに。

なんか、ちょっと違和感を感じてしまいます。

 

そして芸能人。

多くの芸能人が色んな思いだとか支援活動をSNSで発表し、中には被災者となった方が批判の的となってしまったことも。

んー、難しい問題です。

もちろん被災者としての声は支援した人とは一線を画しており、批判するのはお門違いだと思います。

有名人であれ一般人であれ、被災者の声として、現場で何が起きて、何に困って、何が必要であるか、という情報は重要だからです。

一方で、支援活動したよ、とか、募金したぜ、みたいな情報は正直言って要らないかなぁ、と。

善意の押し売りというか、災害に便乗しての売名みたいに見えてしまうからです。

だって、ちなみに僕にしろ、あなたにしろ、募金したら周囲に向かって「募金しましたぁ」と声を大にしてアピールしますか?

しませんよね、フツー。

 

というわけで、僕は僕にできることで支援したいと思っており、メディアや有名人のSNSからは一歩引いた感じで見ておきたい、というのが個人的スタンスです。

いずれにしてもまずは行方不明者が見つかり、余震が収まり、一日でも早い復興を願ってやみません。


スポンサーリンク

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る