イノセントデイズのあらすじネタバレ感想

wowowのドラマ『イノセント・デイズ』全6話を鑑賞しました。

早見和真の同名小説が原作です。

主演は妻夫木聡で企画にも携わったとのこと。

妻夫木聡の幼馴染みで死刑囚役に竹内結子、同じく幼馴染みで弁護士役に新井浩文、その他石橋蓮司、池内博之、余貴美子などなど。

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イノセント・デイズのあらすじネタバレ

竹内結子はストーカーで池内博之の妻子3人を放火殺人として死刑判決を受けます。

法廷から退廷するとき、傍聴席に妻夫木聡の姿を見つけ、ほほ笑みます。

妻夫木聡は小学生のとき、仲良し四人組で「誰かが悲しい思いをしたらみんなで助ける」と誓ったことを覚えていました。

四人組は妻夫木聡、竹内結子、新井浩文、竹内結子の姉ですが、小学生以来面識はありません。

なんとか連絡先を辿り、竹内結子の姉、ともさかりえを訪ねます。

彼女から、竹内結子が祖母の余貴美子に引き取られて以来縁を切り、現在の夫たちに「妹は死んだ」と伝えていました。

しかし、妻夫木聡は「ゼッタイに彼女は罪を犯していない。死刑にさせない」と説得。

もうひとりの幼馴染み新井浩文は弁護士になっていました。

彼も妻夫木と一緒に行動を始めますが、そのやり方は刑を延期しようとする正当方法のため、妻夫木は単独で調査に。

その中で、竹内結子の中学時代の友人を見つけ、中学時代に起きた事件を知ります。

仲良かった2人でしたが、不良グループの策略から友人は金を貢ぐハメに。

ある日、古本屋のレジからお金を盗もうとした友人は店主に見つかってしまい、本で殴り倒してしまいます。

しかし「14歳未満なら罪にならない」という理由から、竹内結子が身代わりで捕まります。

このことを友人から聞き出した妻夫木聡。

一方、弁護士として竹内結子に面会した新井浩文は、死刑をのぞむ彼女を説得することができません。

妻夫木聡は、ネット上で竹内結子と池内博之の関係が書かれたブログを発見。

書いたのは池内博之の親友でした。

彼からは、池内博之の素性、スナックのママだった竹内結子に惚れた池内博之、次第に竹内結子がベタ惚れになったこと、DVを受けてもその思いが変わらなかったこと、池内博之が新たな彼女を見つけ、別れを切り出しても承諾せず、ストーカーになっていったこと、彼女を応援したい友人は、何かあったら連絡しろ、と言っていたこと、放火の日、彼女から連絡きたけど電話に出なかったことなどを聞き出します。

さらに、放火したアパートの管理人の石橋蓮司に会い、ストーカーだったけど優しい女性だったこと、道路やゴミ捨て場の清掃を手伝ってくれたこと、お茶を飲みに来る関係だったこと、何かあったら連絡するように言っていたものの、放火当日は彼女の表情を見てカーテンを閉めたことを後悔していました。

弁護士の新井浩文は取り調べの矛盾点を再審の争点としたり、女性拘置所員から竹内結子の近況を聞き出したり、祖母の余貴美子に事情を聞こうとするも、金をせびられ突き放したり。

妻夫木聡はついに池内博之の元へ。

殴られるも追いすがり、真相を聞き出します。

家庭を持ったものの、人生をリセットしたいと思うようになり、ストーカーだったけど竹内結子のもとに戻りたいという気持ちから、放火の日にリセットしたいという気持ちを竹内結子に告げてしまい、そのせいで家族が死んだ後悔。

中学時代にイジメに会い、引きこもり人生だった妻夫木聡は夜間清掃員でしたが、竹内結子と面会するため一念発起しサラリーマンに。

そしてついに竹内結子と面会。

そこで、本屋で起きた事件は、妻夫木聡が何度もレジからお金を盗んでいたという伏線があって、竹内結子のせいになってしまったことを謝罪。

池内博之の友人や管理人の後悔を伝えるも、死刑をのぞむ彼女。

そして死刑執行の指示が拘置所に届きます。

放火の犯行当日、彼女を見たという目撃者のお婆さん。

お婆さん宅にあった暴走族のバイク。

放火された部屋はストーカー対策のため管理人が住んでいると表札を偽装していたこと。

これらの状況から、管理人に恨みを持った暴走族の放火、として妻夫木聡と新井浩文はお婆さんのもとへ急行。

そして真相を聞き出します。

一方の拘置所。

絞首台へ向かう途中、女性拘置所員が中止させようと竹内結子の持病の心臓発作を起こそうとしますが、彼女は立ち上がり、絞首台へ。

目隠しされ、足を縛られ、首に縄をかけられると、仲良し四人組時代の思い出が。

しかし、それは突然消え去り、足元の扉が開き、刑が執行されます。

3ヶ月後。

インドに向かう新井浩文の事務所を妻夫木聡が整理を手伝い。

明るい会話をする二人。

竹内結子の再審が決まりそうだ、と会話。

荷物を運び出すと、桜の花びらがフッと落ちていきエンディング。

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イノセント・デイズの感想

非常に良くできたドラマだと思います。

全編通して暗い雰囲気と少年時代の明るい思い出の対比が良かった。

エンディングも、彼女の生死については描かれていませんが、実は真相の告発が間に合って、ぎりぎり絞首台から彼女が救われたのでは、だから明るく会話しているのでは、という淡い期待があるのも良かったです。

ただ、さんざん人に裏切られてきて、人を信じることができなくなった彼女、生まれてきてごめんなさいという彼女、その死刑をのぞむ理由は理解できますが、無実だけど自殺する、みたいなほうがもう少しわかりやすいかな、と。

というか、自白とお婆さんの目撃証言だけで有罪にし、死刑判決まで至るというのは、ちょっとやりすぎかな、と。

警察と司法関係者には面白く無いドラマだと思いますが 笑。

『イノセント・デイズ』、見応えある重厚なドラマでした。


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