社長室の冬-巨大新聞社を獲る男のあらすじネタバレ感想

wowowドラマ『社長室の冬-巨大新聞社を獲る男』全5話を鑑賞しました。

同名小説が原作ですが、主人公を変えてドラマ化したようです。

巨大新聞社がアメリカの企業に身売りするというお話で、主人公で買収するアメリカ企業の日本法人社長に三上博史、娘で秘書役に北乃きい、新聞社の社員に福士誠治など。


社長室の冬

あらすじは、日本の新聞社がアメリカ法人に身売りする話と取り巻く人達のお話。

日本の老舗巨大新聞社は経営危機から身売りを決断し、相手先をアマゾンをモチーフにしたようなアメリカの通販会社に内々で決定。

その日本法人社長が三上博史で、買収する気満々です。

しかし新聞社社長は急死、後任社長は笹野高史に。

彼は社長室付き社員の福士誠治と交渉にあたることに。

実は、三上博史は以前、その新聞社の記者でしたが、政治スキャンダルを追ううちに圧力がかかり、当時の上司だった笹野高史から取材中止を命令されたことが退社のきっかけになっていました。

三上博史は買収の条件として、新聞発行の全面停止、を突きつけます。

困惑する笹野高史。

一方、新聞社の創業者一族で筆頭株主の田中泯は身売りを阻止するため、与党の実力者、岸部一徳に相談。

その結果、身売り話が社内や世間も漏れることとなり、大騒動に発展。

その間、三上博史は福士誠治が自分と同じ、元記者だったのに圧力で左遷、という境遇もあり、自分の会社に来ないかと勧誘。

新聞社の労働組合集会で身売り絶対阻止の議論中に単身乗り込む三上博史。

そこで、仰天の構想を語ります。

リストラでクビにするのはなく、新聞配達所を通販の配送センターとして活用すること、記者たちはニュースサイトで活躍してもらうという案。

この話で一気に身売り話が進展すると思いきや、創業者が嘘ニュースを流し、全員リストラするつもりであると世間に流布。

そして、系列テレビ局傘下に身売りすると記者会見まで行ってしまいます。

これで買収話は立ち消え。

しかし一矢報うべく、岸部一徳が賄賂を受け取る映像を入手、通報者にコンタクトをとり、必死の説得で身元を明かすことに同意してもらいます。

これで岸部一徳は政界から引退。

実は彼こそ、三上博史が記者時代に追いかけていたスキャンダルの張本人でした。

三上博史はアメリカの親会社からクビを宣告されます。

後釜には娘の秘書が。

彼女は、家族よりも仕事を選んだ父にに対し復讐の機会をずっと伺っていたのでした。

その後。

新聞社はテレビ局との統合は失敗に終わり、業務縮小。

三上博史は、自分をクビにした通販会社を買収しようとする中国人との会合に現れてエンディング。

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予告編の煽りとか見ていて、てっきり三上博史がやり手の買収屋で、新聞社が奮闘して買収阻止するというストーリーかと思っていたのですが、真逆でした 笑。

やはりwowowドラマの三上博史は、善なる役しか演じないようで 笑。

個人的な想像を外れたものの、おおまかなストーリーはまぁ納得できるかな、と。

ただ、細部に関しては「?」が多い展開でした。

例えば、娘役の北乃きいが父役の三上博史へ抱いてた憎しみの感情は、あまりにも動機が薄い気がします。

逆に動機は薄いままでもいいですけど、あそこまで破滅を望むのか、と。

それと、嘘ニュースによって買収が失敗に終わりますが、ニュースサイトであれば、嘘である旨、徹底抗戦してもいいのでは、と。

そういったちょっとした「?」が結構多く見受けられてしまったのは残念だなぁ、と。

ただ、さすがwowowドラマと思わせるリズム感というかテンポ良く作られています。

『社長室の冬-巨大新聞社を獲る男』、ツッコミ所は多いものの、質はいいドラマだと思います。


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