バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のあらすじネタバレ感想

birdman

映画『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を録画鑑賞しました。

映画館で見て、DVDで見て、今回のwowowと通算3度目の視聴となります。

2015年の第87回アカデミー賞で9部門ノミネート、作品賞と監督賞をはじめ、4部門で受賞した「ヒューマンドラマ」作品です。

 

あらすじは、昔のヒーローを演じた主人公のおちぶれと妄想と夢とブラックユーモア満載の物語です。

いきなりブリーフ一丁のおじさん主人公が空中浮遊しているシーンから始まります。

彼はかつて『バードマン』でヒーローを演じ、一躍スターの仲間入りをしたものの落ちぶれ、舞台劇で一旗あげようとしている主人公です。

その舞台で主演を務める三流役者に嫌気が差し、超能力で照明を落下させて負傷による降板に成功。

代役に決定したのはエドワード・ノートン。

しかしノートンは過激で自分勝手な言動の超問題児で、初となるプレビュー公演でも舞台をめちゃくちゃにする暴れっぷり。

ノートン目当てでチケット販売が好調なため、さらなる代役はできません。

2回めのプレビュー公演ではノートンがベッドシーンでのラブシーンで見事に勃起してしまい、またも話題の中心に。

幻聴や幻覚なのか、バードマンが主人公に語りかけてきます。

プレビュー公演最終日、主人公はタバコを吸いにバスローブ姿で外に出ますがドアがロックされ、しかもバスローブはドアに挟まれ身動きがとれない事態に。

仕方なくローブを脱ぎ捨てブリーフ一丁で劇場の外を走り回り、ぎりぎりの所で出演シーンに間に合います。

しかしネットではブリーフ姿がアップされ、話題の人物に。

失意のままバーで飲んでいると、舞台の批評記事を書く女性記者から小バカにされ、初日公演に全てを賭ける意気込みに。

幻覚のバードマンにも後押しされ、舞台で使用する銃と実弾を確認します。

そして迎えた本番。

銃で自らのアタマを撃ちぬくシーンで、実弾を使ったのでした。

一命をとりとめ病院のベッドの上。

アタマを撃ちぬかず、鼻が吹き飛んだだけで命に別状はありません。

小バカにした女性記者は「無知がもたらす予期せぬ奇跡」と絶賛していました。

病室で看護していた娘がちょっと席を離した隙に、窓から飛び出す主人公。

病室に戻った娘は父がいないこと、窓が開いていること見つけ、窓の下を覗き込みますが、父の姿はありません。

そして上空を見上げて微笑んでエンディング。

 

何の予備知識も無く、初めて映画館で見たときは、長回しだけが見どころの「何じゃこりゃ」映画でした 笑。

しかしその後、色んな解説サイトをみているうちに、裏仕掛けというか暗喩というか、緻密に計算され尽くした映画、ということがわかりました。

エドワート・ノートンやナオミ・ワッツのキャスティングと配役もその一端なんだそうです。

劇中劇はレイモンド・カーヴァーの作品ですけど、村上春樹訳によって日本でも有名な作家です。

しかし実際は舞台にするほどのトリックも盛り上がりもオチもありません。

そうしたプロットの一つ一つに「いかにバカげているか」とか「なんてムダな」とか「くだらなさすぎ」といった根深いテーマが見え隠れしています。

特に最後のシーンは意味深で、見た人によって捉え方が違います。

実は死んだけど「こうありたい」という夢だったのでは、とか、幻覚のバードマンだけが死んで生まれ変わった主人公が自由になった比喩、とか様々です。

『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、なかなか難しい映画ですけど、予備知識を沢山仕込んでから観たほうが、かなりイイ映画として楽しめると思います。


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