フェンスのあらすじネタバレ感想

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映画『フェンス』を鑑賞しました。

デンゼル・ワシントンが製作から関わった主演作品で、今年2月のアカデミー賞では『ラ・ラ・ランド』が席巻しましたが、この『フェンス』も作品賞や主演男優賞にノミネート、そして助演女優賞をヴィオラ・デイヴィスが受賞した作品です。

デンゼル・ワシントン好きな僕としては、製作、監督、主演をこなした作品ということで、けっこう期待していた映画です。


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『フェンス』のあらすじネタバレ

あらすじは、50年代の黒人家族のお話。

デンゼル・ワシントンはごみ収集の仕事をしながら、妻のヴィオラ・デイヴィス、高校生で二人の息子のジョヴァン・アデポの三人暮らし。

貧しいながらも、住宅街の一軒家に住んでいます。

ある日、デンゼル・ワシントンの連れ子だった息子が、父に借金しに来訪。

バーで演奏するバンドで働く息子をデンゼルは良く思っておらず、追い返す始末。

さらにジョヴァンからは、大学のアメフト部から勧誘が来ると聞きますが、手に職を持て、と怒鳴る始末。

デンゼル自身、若い頃は野球選手として将来を期待されMLBも視野に入っていたものの、黒人蔑視だった頃の風潮のせいで、夢をあきらめた経験があります。

デンゼル同様、兵士として参戦した弟は負傷し、脳手術を受けた結果、現在では知能遅れのような状態で、たびたび警察の厄介者に。

しかし彼の保険のおかげもあって自宅を所有でき、兄弟愛もあって、入院させることはできません。

妻は夫に、自宅のフェンス=塀を作るようお願いすることに。

デンゼルは塀を作り始め、ジョヴァンにも手伝うよう指示、さらにバイトにも行くよう命令します。

しかしアメフト選手の夢を捨てられない息子は、事あるごとに父を怒らせてしまいます。

ごみ収集係から運転手に昇進したデンゼル。

警察に保護された弟のためサインし釈放したつもりが、実は入院させる承諾書だったものの、読み書きできないデンゼルは為す術ありません。

実は、バーの女性と浮気を続けていたデンゼル。

ゴミ収集の白人の親友からは縁を切るよう助言されますが、昇進のせいで次第に疎遠となり、浮気関係が続きます。

そして、浮気相手に妊娠が発覚。

妻に打ち明けるデンゼルですが、もちろん妻は納得できず。

これまでの愛、これからの愛、自分が夢をあきらめて夫に添い遂げてきたこと、それを幸せと思うようにしたことなど、涙ながらに訴えますが、デンゼルは「自分は辛かった」と反論し、冷戦関係に。

同じベッドで寝るものの、会話もない生活が続き、ある夜、電話が。

病院からで、浮気相手が女児を産んだこと、でも女性は死んでしまったという連絡でした。

身寄りがなくなった赤ん坊を育てたいというデンゼルに、妻は渋々承諾。

その後、デンゼルは倒れていまいます。

数年後。

成長した娘と妻のもとに、海軍で昇進したジョヴァンがやってきます。

さらにミュージシャンとなった連れ子も。

この日はデンゼルの葬式でした。

それぞれがあまり良くない父との思い出に耽ります。

フェンスは完成していました。

しかし幼い娘の存在が、残された家族に希望をもたせます。

病院から出所していた知能遅れの弟もやってきて、一度も音を出すことが出来なかったトランペットを吹き、音が出ると、雲が流れて太陽が現れ、エンディング。

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『フェンス』の感想

「デンゼル・ワシントンの、デンゼル・ワシントンによる、デンゼル・ワシントンのための映画」みたいな感じでしょうか。

登場人物を極限まで減らし、基本的には家族と親友の老人しか登場せず、浮気女性すら登場しません。

で、やたらデンゼル・ワシントンの会話が多い映画でもあります。

フェンス(塀)を壁として、家族間の壁、人種の壁、時代の流れという壁を暗喩しています。

今回のデンゼル・ワシントンは、古い考えと自身の経験に固執し、間違ったことを押し付け、自分の浮気すら謝ることなく、言い訳を続けるという、良く言えば「昔気質のカタブツ」ですが、決して感情移入できるような人間ではありません。

それでも最後には、なんとなく、良き人だった、と思わせてしまう、たぶん、デンゼル・ワシントンが演じたからだと思いますが 笑。

多くのセリフの中から「俺は生まれたときからツーストライク」というのが、なぜか印象的でした 笑。

『フェンス』、正直、デンゼル好きでなければ面白くない映画かもしれません。

でも、何かしら感じ、残る映画だと思います。

俳優としてのデンゼル・ワシントンの奥深さを知ることができる、良質な映画だと思いました。


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