龍三と七人の子分たちのあらすじネタバレ感想

映画『龍三と七人の子分たち』を鑑賞しました。

北野武監督作品ですね。

ことあるごとに出演したテレビ番組で、ビートたけしが映画のPRに一生懸命でした。

主演で組長役に藤竜也、7人の子分は、近藤正臣、中尾彬、小野寺昭、品川徹、樋浦勉、吉澤健、伊藤幸純。

 

あらすじは、昔のヤクザ仲間が結集して若者で構成されている半暴力団と対決するというお話。

元組長の藤竜也は息子宅で隠居生活の身。

ある日、オレオレ詐欺に引っかかる寸前、恐れをなしたダマシ役が元ヤクザと知って逃走。

ある夜には若い連中に因縁をつけられ一触即発となりますが、現れたビートたけし刑事が仲介。

その際に、彼らが元暴走族で悪事を成す連中、ということを聞かされます。

昔のヤクザ仲間を再結集しようと、届いた過去の年賀状をたよりに、手紙を送付します。

そこで結集した、龍三と七人の子分たち。

過去の犯歴が一番多い藤竜也を組長とし「一龍会」と決定。

最初のオレオレ詐欺、けが人に変装しての借金とりたて、右翼として抗議デモを沈めるためのみかじめ料など、元暴走族たちの悪事を次々と邪魔していきます。

怒り心頭のリーダーは、中尾彬の孫娘でホステスと交際中の部下に、彼女を拉致するよう指示。

しかし部下は孫娘に伝言、中尾彬に話が伝わり、中尾彬は元暴走族の詐欺企業ビルに単身、乗り込みます。

が、あえなく捕まり、リーダーにバットで殴られ死亡。

そのことを知った一龍会はついに殴りこみを決行します。

小野寺昭がセスナでビルに突っ込み、それを合図に特攻する予定でしたが、セスナ飛行が楽しい小野寺昭は遊覧飛行を続け、結局アメリカの軍艦に不時着。

仕方なく正面から殴りこむも防戦の展開に。

しかし銃で撃つと元暴走族リーダーたちはクルマで逃走。

路線バスをバスジャックして追い回します。

最後はクルマとバスが衝突したところにビートたけし刑事たちが駆けつけ、全員を逮捕。

近藤正臣は「次にシャバに出たらオレが組長だ」と藤竜也に言いますが「その頃には全員死んじまってるよ」と言い返してエンディング。

 感想ですけど、んー、なんと言えばいいのでしょう 笑。

完全なコメディ映画なんですよねぇ。

でもそれほど大爆笑の連続、というわけでもありません。

僕は、笑いながらストーリーが進んでいき、スカッと気持よく元暴走族たちを退治する、という期待をして観ていました。

しかし、どっちの願いも中途半端で終わってしまったな、という感想。

ビートたけしチックなブラックユーモアだったり完全なボケをかましたり、といった笑える箇所も確かにあります。

でも、すげー笑った、とか、抱腹絶倒には程遠い。

ただ、おじさん役者たちが楽しそうに演技しているなぁ、というのは画面を通して伝わってきたのは確かです。

『龍三と七人の子分たち』、それほど期待せずに見始めたほうが、楽しく観られる映画だと思います。


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