ツールドフランス2016第1ステージでカヴェンディッシュが復活勝利

ツール・ド・フランス2016がいよいよ開幕しましたね。

第1ステージはモンサンミッシェルからスタートしてノルマンディー上陸作戦で有名となったユタビーチまでのスプリントステージでした。

総合優勝候補の一角、アルベルト・コンタドールがまさかの落車によって、先行きがかなり怪しくなってしまいました。

右カーブの途中でスリップしてそのまま体の右側から落ち、カーブの外側に向かって体の右半身が下になって滑っていったという状況です。

ウェアの右肩と右骨盤部は切れてしまい、足も腕もかなりひどい擦過傷となってしまいました。

骨には異常がないとのことで、一応は走り続けられるのですが、ちょっと心配です。

 

この日ステージ優勝を飾ったのはマーク・カヴェンディッシュでした。

予想の多くは近年のスプリントステージで無敵を誇るマルセル・キッテルが大本命とされていましたが、その大方の予想を裏切る、復活の優勝でした。

一昨年のツール・ド・フランスでは、母国ロンドンが開幕ステージとなり、地元の応援もあって優勝候補の筆頭にあげられましたが、まさかの落車、リタイアとなってしまいました。

その前年に、当時所属していた常勝チームのチームスカイからオメガファーマクイックステップに移籍したのですが、優勝によって移籍の成功を見せつけたかったはずの注目のレースで、まさかのリタイア。

そのときを機に、スランプに陥ってしまいました。

そして今年は南アフリカの新チーム、ディメンションデータに移籍。

アフリカに自転車文化を広めようというコンセプトのチームです。

 

そして迎えたツール・ド・フランス2016の開幕ステージ。

最後のゴールスプリントは時速70kmを超える超高速域での争いに。

先に抜け出したのは大本命のキッテル。

背後にはピタリとマークする世界王者のペーター・サガン。

サガンがタイミングを見計らってキッテルを交わしにかかると、その後ろにいたカヴェンディッシュが2人を一気に差し切ったのでした。

開幕ステージでの優勝に伴って、総合タイムのリーダーとなったため、翌第2ステージではマイヨジョーヌを着て出走することになります。

それはカヴェンディッシュにとっても初で、目標の一つに掲げていたことでもあります。

 

インタビューでは、若かりし頃は「暴れん坊」の言動も多かったカヴェンディッシュですが、すっかり成熟した大人になってました 笑。

優勝によってアフリカの子供たちに5000台の自転車が寄付されること、ユタビーチで亡くなった多くの戦没者のおかげで現在平和に自転車レースが開催できている感謝の言葉など。

ちなみに僕は中継していたJSPORTSのアンケートクイズで、第1ステージ優勝予想にカヴェンディッシュと回答していました 笑。

個人的にも喜びひとしおです 笑。

 

ちなみに唯一の日本人選手、新城幸也も途中で落車してしまいました。

大事には至っていませんが、痛みは今後も長引きそう、とのことで、ユキヤの活躍がみられるのは中盤戦以降になってしまいそうです。


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