メガバンク最終決戦のあらすじネタバレ感想

wowowのドラマ『メガバンク最終決戦』全6話を見終えました。

僕は観なかったんですけどドラマ『銭の戦争』と同じ波多野聖が原作とのこと。

主演は椎名桔平でメガバンクの専務役、桐谷健太は総務部、金融庁長官に石橋凌など。

あらすじはタイトル通り、メガバンクを巡る内部のゴタゴタとか買収劇とかのお話です。

 

合併につぐ合併を重ね日本を代表するメガバンクが舞台です。

椎名桔平演じる専務で為替ディーラーは自分の知らない所で頭取などが金融庁との密談で購入した大量の長期国債の存在を知ることに。

しかも、その国債が暴落してから知ることとなりました。

椎名桔平は前例を見ない金額での相場勝負に出て少しでも業績悪化を食い止めようとします。

一方、各支店では取付騒ぎの大パニックとなりますが、桐谷健太演じる総務部長代理の機転により沈静化。

頭取ら幹部と椎名桔平は石橋凌演じる金融庁長官に直談判し、銀行の国有化を避けることに成功。

しかしこの対応にアメリカの議員から批判の声が上がり、アメリカのヘッジファンドが動き出します。

同時期、桐谷健太の同窓生が、アジア最大の香港のファンド会社代表として姿を現し、メガバンクを買収するためにスパイになってくれと告げられます。

出身母体銀行が吸収され、さらに勤務していた妻も精神に異常をきたしていたため、銀行の経営陣に不満を持つ桐谷健太は、その申し出を受諾します。

取付け騒ぎを機転で乗り切った実力を買われ、専務とともに行動していた桐谷健太です。

一方、一度は特別措置を決定した金融庁でしたが、その措置を撤回し、銀行は破綻の危機に。

国債購入に椎名桔平が関わっていないことを知った桐谷健太は事情を話し、許しを得ます。

アメリカのヘッジファンドの手先として動いていたのは若き頃の椎名桔平の親友の娘でした。

その父親は経営破たんとともに自ら命を絶ち、娘はメガバンクを父の仇だと思っていましたが、金融庁の事務次官から、過去も現在も黒幕は石橋凌演じる金融庁長官であることを知り、ファンドを裏切って所有するデータを椎名桔平に渡すのでした。

また、香港のヘッジファンドは代表だった桐谷健太の友人を裏切り、所有する株をアメリカのファンドに譲ります。

ここに、アメリカのファンドvs現経営陣の株の奪い合いが始まり、桐谷健太は株主の同意を得るために奔走。

最後は相場の神様と呼ばれた左とん平演じる株主が委任状を銀行側に渡し、メガバンクの破綻は免れたのでした。

金融庁長官長官は行方不明、椎名桔平ほか経営陣は退職。

休暇を楽しむ椎名桔平のもとに石橋凌から電話がかかってきて、まだ勝負はこれから、と言われエンディング。

 

かなり中身の濃いドラマでした。

というか、ある程度の経済の知識が無いとついていくのが大変だと思います。

そういった意味では確かに見応えはありましたけど、やはり「いくらなんでも」感は拭えません。

金融庁長官の出自ってそんなにバレないものなのか、とか、行方をくらまして見つからないなんてことがあるのか、とか、友達がアジア最大のファンド代表だったりとか、挙げればキリがありませんが。

椎名桔平はイイ役者になったなぁと思う反面、桐谷健太の拙さが逆に目立ってしまった感があります。

僕は少額でFXをたしなんでいるので、あまり違和感なくストーリーに入り込めたのですが、経済と縁遠い人にはちょっと敷居が高いドラマかもしれません。

ただ、銀行って一般庶民とかけ離れているんだなぁ、と感じさせるのであれば、十分に達成できることでしょう。

『メガバンク最終決戦』、我慢して最後まで見続けると、ちょっと頭が良くなった気分になれることでしょう 笑。


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