沈黙の聖戦のあらすじネタバレ感想

wowowのスティーブン・セガール特集で『沈黙の聖戦』を録画鑑賞しました。

セガールものは今までけっこう沢山見てきたつもりでしたが、この作品は初鑑賞でした。

タイが舞台でハワイも出てくるので、どちらも行ったことがある身としては妙に親近感がわいた作品です。

とはいえ製作が2003年なので、僕が行ったバンコクの10年前の街並みでしたが、10年でかなり開発が進んだなぁ、などと映画では関係無い部分で感心したものです 笑。

ちなみに原題は『Belly of the Beast』、なので「獣の腹」とか「獣の食欲」といった意味なので、日本語タイトルとはまったく違ってます。

 

あらすじは、元CIA工作員セガールの娘が、上院議員の娘と一緒にタイでテロリストに誘拐され救出に向かう、というお話。

その10年前までタイで工作員をしており、現地の協力員が誤って一般人を射殺してしまい僧侶に転身していたけど、救出に来たセガールのためまた捜査に協力します。

アメリカ政府の思惑、昔の協力者の裏切り、現地女性と男女の仲に、腐敗した現地警察、黒幕はタイの将軍だったなどプロットはけっこう細かいものの、出来はやっぱりセガールもの 笑。

呪術師対僧侶軍団の『陰陽師』みたいな攻防とか、いつものドンパチとか、セガール流武術が炸裂しまくるなど、これぞセガール映画といった印象です。

最後は無事に娘を救出するものの、協力者は死んでしまいます。

 

とにかく「なんでもありあり」なセガール映画でした 笑。

殺し屋集団でも現地警察署でもオカマ親分でもタイ政府軍が相手でも、誰も傷ひとつ付けられません。

放たれて向かってくる矢に銃弾を打ち込んだり、刀で矢を真っ二つにしたり、手首の返しだけの打撃で相手は10mぐらい吹っ飛んだり 笑。

飛んだり跳ねたりのシーンはスタントマンの演技であることがバレバレだったり 笑。

でも、セガール映画はそれでいいと思って観ちゃうから別に構わないんですけど。

「セガールフィルター」みたいなものを通して鑑賞する脳になっちゃってます。

でも突然、呪術師が出てくるのはズルい 笑。

ちょっと詰め込みすぎだろ、とツッコミたくなります。

しかもタイ仏教の僧侶たちがお経を唱えてその呪いを吹き飛ばすという「一体何じゃこりゃ」的なシーンは逆に笑いを取りたいのか、などと勘ぐってしまいました。

そんなわけで『沈黙の聖戦』は、『陰陽師』と『コラテラルダメージ』と『マトリックス』を足して6で割った感じ(笑)の映画でした。

個人的にはじゅうぶん楽しめましたけど。


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