刑事物語4くろしおの詩のあらすじネタバレ感想

『刑事物語4 くろしおの詩』を録画鑑賞しました。

今作の舞台は高知県です。

オープニングでは犯人を列車で護送中に、妊娠中の女性が腹痛で苦しみ、助ける間に犯人に逃走される、というオープニング。

ちなみに妊娠していた女性が本作のヒロイン、あいはら友子で、陣痛かと思いきやただの食べ過ぎだったというオチ。

植木等演じる署長からクビを言い渡され、職安の紹介状を手渡され、キャバレーの従業員となります。

職安でばったり再会する武田鉄矢とあいはら友子。

金も住む場所もなく、空腹だったあいはら友子を行きつけのラーメン店に連れて行き、バイトとして働く保証人にもなります。

そこであいはら友子は、武田鉄矢が自分のせいで刑事をクビになったことを知り、武田鉄矢のボロアパートに同居することに。

ある日、ガッツ石松演じる乱暴な客を見事に撃退した武田鉄矢はその腕を買われ、キャバレーを経営する暴力団に加わることに。

大友柳太朗演じる組長は昔気質な男ですが、石橋蓮司演じる若頭はそれを快く思っていません。

ヤクザになることで田舎に帰ると言い出した武田鉄矢でしたが、植木等署長から「実は潜入捜査のため」として真相を教えられます。

クスリ3kgの強奪事件の犯人2人組が高知に来たことを知った警察。

そしてその3kgのクスリを牛耳ろうとする若頭たち。

一方でヤクザとなってラーメン屋を出入り禁止となり、あいはら友子もクビに。

奇妙な同棲生活を続けるうち、お互いに愛が芽生え、生まれ来る子の父親になってあげるよ、とプロポーズします。

そんな中、組長に呼び出され、刑事であることを知っていた、クスリ3kgの取引を止めてほしい、その後は組を解散する、と言われた武田鉄矢は単身取引現場に乗り込みます。

今回はヌンチャクだけでなく、ゴルフクラブを棍棒のように扱う格闘スタイルを披露し、見事に事件を解決したのでした。

そしてまたも転勤辞令が。

移動手段のフェリーのチケットをあいはら友子に渡そうとしますが、「お腹の子の父でもある婚約者が私を見つけ出してくれて、その人と一緒になる」と言い出します。

「実はオレもオンナがいてさー、ちょうど良かったよ、このチケットはそのコの分だ」と言って、家財道具一式もその男と自由に使って良いと言いながら、アパートを後にします。

坂本竜馬像にお参りした後、フェリーに乗り込み「ええかげんなヤツじゃけ~ん」が流れてエンディング。

 

シリーズ中、主人公がもっとも結婚に近づいた作品ですね。

2作目の『りんごの詩』では交際していた彼女が殺されてしまう、という二人の結末でしたが、今作は最後の最後に相手方の男性(田山涼成)が現れ、結局フラレてしまいます。

今作は2作ぶりに変わった「チョイ役」出演陣が。

職安所長に三波春夫、最後のヤクザ軍団の一人に大仁田厚、そしてテーマソングを唄う吉田拓郎が屋台の客として登場しています。

それらもなかなか良かったのですが、植木等の「お婆さん変装姿」がかなりの見応えです 笑。

キャバレーが舞台ということもあり、こちらも2作ぶりに結構なお色気シーンが拝めます 笑。

『刑事物語4 くろしおの詩』、全体的な完成度はシリーズで最も高いと思うんですけど、いかがでしょうか。


スポンサーリンク

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る