トヨタ女性常務逮捕で報道圧力発言は正解か

世界のトヨタの女性常務が麻薬密輸の容疑で逮捕された件。

当初はお粗末な会見を開き、社長自ら「ハンプ氏に法を犯す意思がなかったということが明らかにされることを信じています」などと訴えましたが、結局彼女は辞任となりましたね。

「処方された薬」と言い張っていた彼女でしたが、その後に出てくる新情報では、明らかに「悪いと知っていて隠して」いたことが明白です。

錠剤をわざわざジュエリーケースの台座の下に入れますか?

 

僕が滑稽だと思ったのは、「トヨタ女性常務逮捕」の報道でのテレビ局各社の伝え方です。

逮捕された、という事実の後、必ず「処方された薬」という言い訳とか「アメリカでは認可が降りた薬」とか、明らかにトヨタ寄りの伝え方だった点。

通常、例えば薬物所持で逮捕された事件だったら、「薬だと思っていた、と供述(否認)しています」という報じ方です。

それなのにトヨタの役員というだけで、明らかなスポンサーの顔を立てる報じ方でした。

これで『公平公正な報道』なんてまるっきり大ウソであることがバレてしまいましたね。

結局のところマスコミなんて「スポンサー様」なんです。
折しも、著名な作家が沖縄の新聞社2紙を潰せと発言したり、自民党の議員が「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなることが一番」などと発言したことが大きく報じられています。

報道に携わる人たちって、『言論の自由』とか『知る権利』などを声高に叫んで、自らの正当性を主張するわけですが、この報道圧力発言にも烈火のごとく怒り狂っているわけです。

でも、大スポンサー様であるトヨタの不祥事では一生懸命擁護する姿。

ちゃんちゃらおかしいです 笑。

 

一昔前は「原子力ムラ」の存在とその圧力が話題となりましたが、その構図は何ら変わっていません。

トヨタにしてみればカネで権力(=報道)を買っているようなもんですね。

まあ、そんなことは大なり小なり日本の各地で存在していることでもあります。

某政治家が経営する私立学校の不祥事は地元新聞社の記事にならない、とか。

老舗大手ホテルの従業員同士がケンカして1人が半身不随になっても、マスコミ各社を呼んでパーティ開いて黙らせたり。

飲酒運転で人を轢き殺しても、警察や救急でなく地元の経済界のお偉いさんに最初に連絡したら、丸く収まったとか。

僕はごくフツーのサラリーマンですけど、こういったことが身近にあるんです 笑。

ホント、政治家もマスコミも経済界も、みんなカネにまみれた汚い連中なんですね 笑。


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