パンドラⅣ AI戦争のあらすじネタバレ感想

wowowのドラマ『パンドラⅣ AI戦争』全6話を鑑賞しました。

第1作目はもう10年も前になるんですね。

三上博史主演で題材はガンの治療薬でした。

その後シリーズ化され、1本だけスペシャル版として、実際には本作で5作目ということになります。

今回の題材は「AI」。

主演でAI開発者の医師に向井理、彼とAI医療を普及しようとするIT企業社長に渡部篤郎、新聞記者に山本耕史、他にも黒木瞳、原田泰造など。

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パンドラⅣ AI戦争のネタバレあらすじ

黒木瞳が会長を勤める医師会の反対を受けながらも、渡部篤郎は向井理が開発したAI診断を使った医療事業に参画。

厚労大臣を接待漬けにしたりカネにものを言わせたやり方です。

しかしAI診断によって緊急手術を受けた患者が術後数時間後に死亡し、妻は病院を告訴することに。

向井理はAI診断が原因ではなく、手術方法を寸前で変更した執刀医の原田泰造が原因として衝突。

結果的には渡部篤郎がカネで解決し、告訴は取り下げられることに。

渡部篤郎がAI診断を受けると、余命2年で完治の見込みが無いとの診断が。

向井理からの治療のすすめを拒み、渡部篤郎は病院内の大リストラを実施し、リストラ対象者たちは訴訟手続きに入るも、雇用契約書は問題なく断念。

渡部篤郎と親しいけど、AIで彼の味方と嫌っている向井理に、説得を試みるよう依頼。

説得するも拒まれリストラが実施されることに。

向井理の数少ない理解者だった医師が、リストラの恨みから向井理を襲撃し逮捕され、向井理は一時危篤状態に。

なんとか意識を回復すると、施設に預けていた記憶障害の母が逃走し、はるか遠方で保護されたと連絡が。

母を保護した小さな診療所の院長から、AIと父を誤診で死亡させた女医への復讐心の考えが、少しだけ変わるように。

この後、母は急死することに。

厚労大臣は渡部篤郎を切り捨て、向井理だけを一本釣りして、黒木瞳とAI医療をすすめるよう行動開始。

そんな中、記者会見を終えた渡部篤郎は銃で撃たれ搬送。

彼の執刀医や麻酔医に聞くも、かつてAI診断の結果だった病気はまったく見つからず。

AIプログラムを見直すと、なんと、AIから「一緒に遊ぼう」というメッセージが流れてきたのでした。

向井理は記者会見を実施。

当初バグと思っていた診断結果は、実はAIが失敗を繰り返して成長するための結果だったことを発表し、AI医療は頓挫することに。

厚労大臣は表向きにはAI医療に失敗したとして辞任、渡部篤郎は賄賂を送ったとして逮捕されます。

一年後。

向井理は母を保護した田舎の診療所で医療活動しており、訪ねてきた新聞記者の山本耕史の「AI開発は続けているのか」という問いに笑みで返事。

刑務所の渡部篤郎に面会に行き、実はAIは自分の逮捕や診療所に行く君がわかっていたのかな、と語って、AI視点のカメラに切り替わってエンディング。

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パンドラⅣ AI戦争の感想

医師が一人でスーパーなAIをプログラミングする、というのがあまりにも非現実的だなぁ、と。

せめて渡部篤郎の会社の開発スタッフも加わる、ぐらいにしておくとか、AIオタクが開発したプログラムを渡部篤郎と野心家の医師が広めていこうとする的な内容のほうが、個人的には受け入れやすかったと思います。

これまでのパンドラシリーズは、最後の結末を詳しく描かない、という点において、ある意味での共通点があったように思っていたのですが、今作はちょっと違った印象です。

医療用AIのはずなのに、最後には「実は開発当初からAI自身がこの未来を知っていたのでは」といういきなり突飛な展開になってしまう辺りが、どうなのかなぁ、という感じでした。

主演の向井理は、本作ではあの安っぽい笑みがほとんど無かったので、前回wowowドラマで主演した『アキラとあきら』のときよりは、見栄えが良かったかと。

『パンドラⅣ AI戦争』、これまでのシリーズ作品と比較してしまうと、少しだけ評価を低くしないといけないのかなぁという気はしますが、逆に言えば、それまでのシリーズ作品がかなり良く出来たドラマだった、というあらわれでもあるのかな、と感じたドラマでした。


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