イアリー 見えない顔のあらすじネタバレ感想

wowowのドラマ『イアリー 見えない顔』全6話を鑑賞しました。

原作は前川裕の同名小説。

主人公の大学講師にオダギリジョー、義妹役に仲里依紗、共演には真琴つばさ、イッセー尾形、田中要次、黒島結菜、猫背椿、筧利夫など、結構豪華な布陣です。

あらすじは、謎の新興宗教団体にまつわるスリラーなお話。

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イアリー 見えない顔のあらすじネタバレ

新興住宅地に住む大学講師のオダギリジョーは病弱な妻の妹で同僚の仲里依紗と不倫関係。

妻が亡くなった数日後、女性が妻を訪ねてくるも、インターホン越しに亡くなったことを伝えるとそのままいなくなってしまいます。

翌日には勤務する大学総長が急死。

同僚の筧利夫は新総長を自分たちの学部からイッセー尾形教授を擁立しようとオダギリジョーや仲里依紗に協力依頼。

刑事の田中要次の娘で看護師の黒島結菜はイヤと言えない性格でホストに貢ぐ金欲しさに元同級生からねずみ講に勧誘されてたところ、弁護士の真琴つばさに助けられ、紹介された会社で働くことになるも、すべて真琴つばさの策略でした。

翌日、オダギリジョーは訪問者と同じ苗字で近所に住む女性が自殺したこと、近所の奥さんが救急搬送されたこと、さらにゴミ捨て場から変死体が発見されたことを知ります。

オダギリジョーに事情聴取に来たのが刑事の田中要次。

さらに隣人の妻が「手重ね」という民間療法に入れ込んで病院から失踪し、夫は行方不明になり、娘の山田杏奈は真琴つばさ弁護士に保護され「煌臨会」の施設に。

施設内には病弱の母の他、多くの患者がいて、一様に真琴つばさの「手重ね」を待ち望んでいました。

黒島結菜も「煌臨会」の施設で看護師として働き始めます。

ある日、オダギリジョー宅での仲里依紗との盗撮ベッドシーンがオダギリジョーの顔だけは映ってないもののネット上に掲載され、このことでイッセー尾形は総長選を辞退するハメに。

オダギリジョーは寝室の火災警報器の隠しカメラを見つけ、警報器を取り付けた噂好きの主婦の猫背椿を問いただすも、知らないと言い切られます。

田中要次は連絡が取れなくなった娘の黒島結菜のアパートで真琴つばさのサイン本を見つけます。

「煌臨会」の存在を知ったオダギリジョーはこの新興住宅地が、空気がきれいなどを売りに病気の人を集め「煌臨会」に入信させるための住宅団地では、推測。

自宅アパートでふさぎ込む仲里依紗を訪問すると彼女にナイフで切り付けられ、机の上に真琴つばさの本を見つけます。

この団地をオダギリジョー夫婦に勧めたのは仲里依紗で、彼女も入信していました。

「手重ね」がインチキだと知った黒島結菜は山田杏奈を逃がしてあげようと考えます。

山田杏奈は友人と共に、高校ではいじめの対象となっていました。

仲里依紗はオダギリジョーに電話し全てを告白。

幼少期から母親の支配で姉妹ともに苦しんでいて、ある日真琴つばさに出会い「煌臨会」に心酔、姉の病を「手重ね」で治そうとしたこと、不倫関係になったのは母親と自分を守らなかった姉への復讐かも、できるだけ早く町を離れたほうがいい、と告げ電話を切ります。

オダギリジョーは、ここが昔、手笠村という集落で、煌明院という療養所で「手重ね」が行われていたこと、そして煌明院は現在の大学の所在地であったことを突き止めます。

同僚の筧利夫が新理事に任命され、彼の裏切りを知ったオダギリジョーは筧利夫宅に向かい「煌臨会」信者かを問いただすもはぐらかされ、勧められた酒を飲むと意識を失い、目覚めると筧利夫が頭を殴られ死んでいました。

タイミングよくパトカーがやってきて、オダギリジョーは逃走し、田中要次に電話し、自分は犯人でないこと、やることがある、と伝え、煌明院の家族が移り住んだ山梨県に向かいます。

30年前に一家全員が失踪と聞き出し、イッセー尾形と同じ苗字の墓を見つけます。

イッセー尾形こそ「煌臨会」の主宰者で、議員たちも抱き込んで、公益法人資格を得ることに。

イッセー尾形の幼少期、父親は手重ねで奇跡の治療を起こしていたもののの、ある日、手重ねはインチキで息子は死んだ、という男たちに両手首を切り落とされ、母親と一緒に村を逃げ出したのでした。

ゴミ捨て場の変死体は猫背椿の兄で、失踪した妹を捜索していたことを田中要次は突き止め、彼女に事情聴取するも、まったくショックを見せず、のらりくらりの回答し「煌臨会」については一切語らず。

山田杏奈の母が亡くなり、黒島結菜は遺体を切断するよう命じられ、ついに施設から逃走するも捕まって監禁。

「煌臨会」の公益財団法人記念パーティーに潜り込み、イッセー尾形と対峙。

彼は人間の欲深さを説き、オダギリジョーにも入信をすすめ、手を差し出し、躊躇するオダギリジョー。

そこに付き人がやってきてテレビ中継を見させると、仲里依紗が記者会見。

「煌臨会」の会員であること、筧利夫の死に「煌臨会」が関わっていること、イッセー尾形から性的関係を強要されてきたことを発表します。

警察も重い腰を上げ「煌臨会」を強制捜査。

田中要次は監禁されていた娘を救出。

警察に追われるイッセー尾形は逃亡し、しかし駐車場で誘導する猫背椿に突然刺されます。

兄を殺された恨みでした。

警察が近づいてくると、イッセー尾形は持っていた拳銃で頭を撃ち抜き自殺。

後日。

真琴つばさたち幹部は逮捕、政治家との癒着も発覚。

黒島結菜は介護施設で働き始めるも、虐待の隠ぺいを命じる先輩にイヤと言えず。

仲里依紗は大学を退職し、真琴つばさに面会に行き、罵ってくる真琴つばさに亡くなった彼女の子供の話を持ち出し、考えを改めるよう進言。

山田杏奈はクラスの教室でいじめに関わらないことを宣言し、いじめられっこの友人と一緒にクラスメイトたちか称賛されます。

しかし、実は、いじめのリーダーの父親を痴漢で逮捕させたのはこの二人でした。

オダギリジョーは大学で働き続け、家は引っ越し、途中、山田杏奈が黒島結菜を従えるような歩く姿を見かけます。

新しい家で片付けをするオダギリジョーでしたが、その映像は隠しカメラの映像でエンディング。

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イアリー 見えない顔の感想

おもしろかったです!

完全に現実離れしているけど、今までにないサスペンスなストーリーでした。

筧利夫があっさり死んでしまったのも驚き。

個人的には猫背椿さんの演技がヒットで、久々に見たイッセー尾形もなかなかの存在感でした。

真琴つばさは、いかにも宝塚、的な演技でしたけど 笑。

そりゃあ、もう少しイッセー尾形の成人期とかのもう少し詳しい描写が欲しいなど掘り込んでほしいところもありましたし、住宅団地を整備した不動産屋はどうなんだ、といった辺りも描いてほしかったというのもありますが。

全6話の中にかなり詰め込んだ感じですが、その分引き込まれて観ることができます。

『イアリー 見えない顔』、かなりおススメのドラマです!


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