ファンタスティックフォー2015年版のあらすじ・ネタバレ感想
映画『ファンタスティックフォー』2015年版を鑑賞しました。
同じ名前で2005年に『ファンタスティックフォー[超能力ユニット]』と続編の『ファンタスティックフォー:銀河の危機』がありますが、全く関係ない、リブート版といった内容になっています。
あらすじは、超能力を有してしまった人たちが苦難を乗り越え地球を救うことになるお話。
主人公は小学生の頃から天才的頭脳を有していて、ガラクタだけで物質転送装置を開発するほど。
その能力に驚いた同級生とともに開発を続け、大学生ぐらいのときに、ちっぽけな展示会に出展します。
バカにされるなか、ある財団から声がかかり研究生として物質転送装置の開発に携わることに。
開発の仲間には財団の理事の娘と息子、以前にも転送装置の開発に携わっていたひねくれ者の博士が加わります。
転送装置が完成し、猿による初の生体転送を実施、無事に成功。
するとNASAが現れ、今後はNASAの管理下におかれ、開発を担当した主人公たちは蚊帳の外に。
憤慨した彼らは、自分たちが転送装置に乗り込み、転送先の惑星ゼロに向います。
向かったのは主人公、幼馴染、息子、ひねくれ博士の4人でした。
転送先の惑星ゼロに到着、岩盤の間を流れる溶岩のような緑の液体に触れてみます。、
「生きてる」という緑の液体は怒ったように噴火、彼らは慌てて転送装置に戻りますが、ひねくれ博士は液体に捕まってしまい、3人だけが地球に帰還します。
帰還後、装置が大爆発。
その影響で、主人公は手足がゴムのように伸び、幼馴染は岩男、地球で操作担当した娘は透明人間、息子は火男になってしまいます。
彼らは政府の管理下となり研究対象となってしまいます。
主人公だけが施設を脱出し、残された3人は軍の兵器として利用されることに。
彼は仲間を救おうと計画していたのですが、1年後に捕まってしまいます。
政府は遺伝子組換えパワーを入手すべく、再び惑星ゼロに向かうことを目的に転送装置を再開発。
惑星ゼロに向かった兵士たちは、生き残っていたひねくれ博士に遭遇し、救出してきますが、彼はもう人間ではありませんでした。
思念だけで人を殺せる能力を有し、地球を滅ぼして惑星ゼロを地球のように再現し、自らが神になろうとしていました。
研究所の職員や財団の理事をも殺し、惑星ゼロに戻るひねくれ博士。
理事は死の間際、4人に「力を合わせろ」と言って絶命。
4人は惑星ゼロに飛び、ひねくれ博士と戦闘、最後は博士が作って地球を飲み込もうとするブラックホールに自らが吸い込まれ、人類の勝利となりました。
後日、命令しようとする政府に歯向かって、自由を与えろ、研究施設を渡せ、と言って条件を飲み込ませる4人。
研究施設で4人並んでチーム名を考え始め、「ファンタスティックフォー」に決まってエンディング。
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まだ、2005年版ファンタスティックフォーのほうが良かったと思います。
なんというか、映像も脚本も全てにおいて中途半端な感じが否めません。
リブート作品というからには、前作を凌ぐ何かが観られると思ったのですけど。
安っぽいCGだし、人物背景の描写が不十分だし、そのせいで元博士がダースベイダーみたいになる理由が不明確だし、緑の液体の意味がよくわからないし。
イイところを挙げようと思うのですが、なかなか見つかりません 笑。
『ファンタスティックフォー』2015年版は、コミックヒーロー物の映画作品の黒歴史の一ページに成りうる作品かもしれません。
ツッコミながら鑑賞したい人にはオススメの作品だと思います 笑。
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