そこのみにて光輝くのあらすじネタバレと感想
『そこのみにて光輝く』の完全ネタバレ記事です。
意味深なタイトルですね。
でも残念ながら、個人的には褒めるところがあまり見当たらない映画でした。
見終えた最初の感想は、なんて重苦しい映画なんだ、ということ。
でも一応、ラブストーリーだったんですね。
実は僕、こういう映画、大の苦手です 笑。
あらすじは、後輩の死のトラウマで荒んだ生活を送る主人公。
同じく、重病のねたきり父を持ち荒んだ生活を送る親友とその姉。
売春婦の姉と惹かれ合う主人公。
前夫とか登場して色々ありながらも、2人は晴れて結婚、出産。
ハッピーエンドかと思いきや、親友が主人公の悪口を言う輩を刺してしまい自首、というストーリー。
とにかく、ずーっと息苦しい感じの映画です。
でも、けっこう色んな賞を獲っているんですね。
僕が審査員なら点数つけませんが。
池脇千鶴の過激なシーンもあってR15指定となっています。
まあ集客効果としては十分過激なので、広告にダマサれた、という人も少ないのではないのでしょうか。
売春婦としての上辺だけの絡みと、主人公との愛を深めるための絡みが対照的に描かれています。
映画全体として、人は何らかの希望にしがみついて生きていく、みたいなメッセージなんでしょうか。
んー、よくわかりません。
暗くて、激しい絡みがあって、見終えた後の暗澹たる気持ちという意味では、一昔前の日本映画そのもののような気もします。
『東京難民』を見終えた後にこの映画を見たので、自分の中で知らないうちに比較していたのかもしれません。
配役としても、どうなんでしょう。
池脇千鶴が脱いだ、というぐらいで、後は「ムダに暗く演じてみた」といった感じなんですが。
主人公の綾野剛なんて、ずーっとタバコ吸っているだけのイメージでした。
親友役の菅田将暉は、ちょっと肩に力が入りすぎな感じだし。
こういう映画を好きな人も多くいるのでしょうけど、僕には不向きな映画でした。
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