カーリングと高木菜那で締めくくった平昌オリンピック
平昌オリンピックが閉幕しました。
次回は北京五輪とうことで、史上初の夏と冬を同じ都市で開催ということに。
選手は汚染された空気の中でプレーするなんて、大変ですね。
閉会式を翌日に控えた土曜日。
女子カーリングの3位決定戦と、今大会初種目となるスピードスケートのマススタートが行われました。
僕は女子カーリングを観戦しつつ、レースシーンだけマススタートを視聴、という観戦方法でした。
女子マススタートの決勝。
佐藤綾乃は準決勝で不幸にも転倒に巻き込まれてしまい、高木菜那が唯一の日本人。
スタート後、オランダ選手をピタリとマークするも、同様に韓国選手にピタリとマークされる展開。
残り2周、オランダ選手が一気に加速し集団の先頭へ。
ピタリマークの高木菜那と韓国選手も追走。
残り1周の最終コーナー、空いたインから高木菜那が抜け出し、見事に優勝の金メダル。
大興奮でした。
参加選手で一番小柄と思われる高木菜那のガッツポーズ、なんかカワイかったですね。
これで『高木美帆の姉』から卒業し『高木菜那』になりました。
くだらないマスコミ連中は、スタンドの高木美帆の反応とか感想を聞いたりしましたが、そんなの必要ありません。
今後は個人種目でもメダルを目指せるよう、がんばってもらいたいと思います。
そして女子カーリング。
準決勝の韓国戦と変わって、ロースコアな展開に。
お互い後攻に1点を取らせる、という状況が続きました。
しかし第9エンド、最後にミュアヘッドがミスショットし、ついに日本が1点リード。
ミュアヘッド、いつも日本の前に立ちふさがる、美人選手です。
最後の第10エンドは、1点リードながら不利な先行となった日本。
痺れる展開が続き、藤澤五月の最後のショットは僅かにずれてしまい、イギリス有利なストーンの状態に。
ここでミュアヘッドは同点に追いつく簡単なショットではなく、逆転勝利を狙ったショットを選択。
投げたストーンは僅かにずれ、日本のストーンが真ん中になり、見事に日本が銅メダル。
日本の黄色いストーンが真ん中になったとき、実況も解説も、たぶん一瞬ワケがわからなかったのだと思います。
おそらくイギリスが2点取るか、悪くても1点で同点に、という予想だったのでしょう。
だって居間で一緒に見ていたウチの家族も、黄色いストーンが真ん中になり、負けた、と思ったのですから。
カーリング選手たちの泣き喜ぶ姿を見て、メダル獲得ホントびおめでとう、と思いました。
カーリングは1試合が2時間を超え、しかも選手たちの素の言動がそのまま伝わってきます。
その影響で他のアスリートよりも余計に親近感がわくんですね。
今回の五輪で合計11戦したわけで、全ての中継を見たとすると、2週間のうち24時間ぐらいかけて彼女たちを見たことになります。
そりゃあ親近感わきますよね。
今後は、さらに技術的な磨きをかけていってもらいたいです。
この日の対戦でも、2度ほどあった複数点狙いのショットで、1度も取れなかった部分。
この辺りをさらに向上していけば、もっと良い色のメダルを獲れることでしょう。
LS北見だけでなく、全ての日本人選手が向上することで、次回以降強くなる日本カーリングに期待したいと思います。
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