ジャパンカップクリテリウム2018観戦記
栃木県宇都宮市で開催された、ジャパンカップクリテリウムを今年も観戦してきました。
今年で9回目となる大会で、たぶん個人的には皆勤賞だと思うんだけど違ったかな?
昨年はコンタドール、一昨年はカンチェラーラと、毎年ビッグネームが参戦するようになり、今年はジョン・デゲンコルブ。
スプリンターとして名を馳せたものの、2016年に練習中の事故で複数骨折に人差し指切断寸前、なんとか復帰すると今度は気管支炎。
今年のツール・ド・フランスでステージ優勝したときの涙のインタビューはもらい泣きするほどでした。
さらに今年は参加チームが増えたため、出走メンバーも昨年までより50名ほど増えたらしく、より大きな大会となります。
そして、今年はなんと、会社関係で入手できた沿道指定席からの観戦もあって、非常に楽しみです。
レース当日、昨年の寒い雨とはうってかわって秋晴れ。
一部、出店スペースが変わっていて、総出店数でいうとちょっと減ったかな?
InterMaxのブースが見当たらなくて、買おうと思ってたバーテープをあきらめるハメに 笑。
代わりに今年でチームが無くなってしまうBMCのワイヤーキーを購入 笑。
それでも道行く人は多く、盛り上がりを感じます。
高齢な方々の見事なジャズ演奏とか、参加式エクササイズ?とか、
毎年恒例のパイオニアペダリングモニター。これは僕の自転車に装着できないので、欲しいけど買えないやつ 泣。
14時に大通りが通行止めとなって、高校生によるホープフルクリテリウム、ガールズケイリンを経て、いよいよジャパンカップクリテリウム。
2周の予定だったパレードランは、一部海外チームが前でスタートしたいと、1周だけでスタート地点に並ぶ選手も。
それだけ真剣に勝ちにきてるんですね。
どこかの遠足気分クリテリウムとは大違いだ。
フミーもハイタッチ中。
そしてスタート。
レースは序盤からハイスピードな展開。
逃げを容認しないし、出走人数が増えたこともあって、どのチームも有利な前方ポジションを取りたいのでしょう。
デゲンコルブ、このレース2連覇の経験もある別府史之擁するトレックが集団をコントロール。
なんとか牙城を崩そうとして追い越していくも、散発的でチームとして対抗できない感じ。
15周のうち4、8、12周目がスプリント賞で、毎回白熱のスプリントを見ることもできました。
終盤、もう、目の前を走っていく選手たちの風を感じ、ほぼトップスピードに。
最終の折り返しを経ると、グランツールで見るようなキレイなチーム隊列はほぼ崩壊。
各チーム1~2名程度づつ入り乱れて直線500m。
一瞬先頭に立ったのはなんとマルコ・カノーラ。
昨年、この大会と翌日のジャパンカップを史上初連日制覇を成し遂げた選手。
本来は明日のレースを本命視していたので今日は目立たないと思っていたのに、それでも先頭まで躍り出る勝負勘はホントすごい。
カノーラの2連覇かと思いきや、外から一閃、デゲンコルブが差し切って優勝!!。
いやぁデゲンコルブ、凄かった。
なんというか、勝つべくしてあっさり勝った感じ。
スプリントでこうやって勝つんだぜ、と教えるみたいな。
一方で宇都宮ブリッツェンや那須ブラーゼンを始めとするJプロツアーチームやアジア参戦の日本チームは、ほとんど何もできず、見どころも作れず、戦力差は歴然でした。
別府史之、新城幸也に次ぐスター選手の出現は遠いかなぁ。
レース終了後には突然の大雨が降ってきたものの、よくぞレース中に降らずにすんだもの。
冷たい雨に打たれたせいで表彰式を見ずに会場を後にしました。
それにしてもデゲンコルブ、強かったなぁ。
来年はどんなスター選手が来て素晴らしい走りを見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。
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