宇都宮クリテリウム2015を観戦!
3月15日(日)は自転車ロードレース、Jプロツアーの開幕戦の宇都宮クリテリウムを観戦してきました。
昨年に引き続き2度目の開催で、観戦も2年連続。
昨年は7100人という観戦者数も今年は11000人に増えたそうですが、感覚的には3倍以上に増えた気がします。
昨年の7100人という数字が、ちょっと盛りすぎた感があります。
Jプロツアーのレース自体は午後1時スタートで2時間もかからないレース。
それでも朝からはグレードの低いレースを開催し、一日中ロードレースが楽しめます。
屋台もかなりの出店で、お昼時は行列ができていました。
地元の店が出店しており、低価格で美味しいものが沢山売っています。
夏祭りの露店とは違って、こういうのはどんどんやって欲しいものです。
スタート前には、先週に練習中の事故で亡くなったマトリックスパワータグの安原監督のあいさつがありました。
涙をこらえてのスピーチには僕たち観衆も胸をうたれました。
最初の1周はマトリックスパワータグチームを先頭に追悼の1周となります。
そして2周目からが本格的なレーススタート。
3kmのコースを20周です。
僕はコースをぐるりと歩き回りながらの観戦。
正直、レースの全体像を細かく観戦したわけではありません。
その理由は、Jプロツアー初のテレビ生中継があったから。
自宅で録画していたので、レース内容は帰宅後にじっくり見られるためです。
できるだけナマ観戦の迫力や、観客の熱気を感じてみたい、という思いでした。
ですので、実際は落車だらけのレースだったのですが、その場に立ち会っていないとわかりません。
現場では、序盤は那須ブラーゼンの雨澤選手、後半は佐野淳哉選手がそれぞれ逃げて見せ場を作っていた、という見方でした。
後から知りましたが、佐野淳哉選手に至っては、中央分離帯を飛び越えるほどの大落車を喫していたんです。
それでも逃げて見せ場を作るとは、やはり地元開催のパワーなんでしょうか。
最終盤には、チームUKYOと地元の雄、宇都宮ブリッツェンの一騎打ちムードに。
両チームが主導権を握るべく、集団前方をコントロールします。
この2~3周は見応えありました。
ところが、残り2周となる段階で大落車が発生。
宇都宮ブリッツェンはチームの半分、しかもスプリントを任されていた選手たちが巻き込まれてしまいます。
その結果、チームUKYOが1位3位フィニッシュ。
窪木一茂選手が優勝に輝きました。
これも後から知ったのですが、この大落車はかなり運営に尾を引いたようです。
落車やバイクの故障で止まった選手は、次の周回にそのまま復帰できます。
これをニュートラルルールと呼びます。
今回の大落車の一周前、やはり落車が起きていました。
これには10名程度の選手が巻き込まれました。
そして、その選手たちが集団に復帰しようとした矢先の大落車となったのです。
しかも、復帰しようとした選手たちの中で落車が発生し、転んだ選手が集団のライン上に転んでしまい、その影響で大落車となったのでした。
これはどう考えてもルールがおかしい、というか、審判(?)がおかしいです。
集団が通過してから、その後方に位置どるよう復帰するはず。
でも、復帰する選手たちは集団の前方や中団に位置取る動きだったのです。
地元優勝を狙っていた宇都宮ブリッツェンも残念でしょうけど、多くのファンが落胆していました。
まあ、昨年も地元開幕戦惨敗から始まって、チーム総合優勝を勝ち取ったチームなので、今年も同じ道を歩むジンクスでは、と前向きに考えましょう。
でも、これだけ落車が多いのは、やっぱりそれでもレベルが低いんでしょうか。
ヨーロッパのレースでは1レース1回あるかないか、程度ですので。
ヨーロッパで活躍した宮澤崇史選手はレース後のブログで「集団内でも横と後ろを見るクセ」と言ってます。
より高レベルなレースで、より多くのファンを楽しませるロードレースに発展して欲しいものです。
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