三菱4.6億円着服なんて電機メーカーどこでもやってる

三菱電機の社員が約4億6千万円の着服をしていたことが判明した事件。

内容としては東海道山陽新幹線のネット予約システム「エクスプレス予約」の保守業務に関し、業務の一部を架空発注し還流させた疑いです。

請け負った一部をシステム開発会社や登記のない会社に外注、支払った金額の一部を社員たちの懐におさめていた、ということです。

 

笑ってしまうというか、おかしいなと思うのが三菱電機の言い訳。

そもそも発覚したのは国税局からの指摘によるものです。

言い訳は「書類上は整っていたので不正に気づけなかった」と。

しかも、架空発注分の代金はJR東海に返還しない、と言っており、JR側も納得済みだそう。

とんだ茶番ですね 笑。

 

三菱電機は登記の無い会社との取引を黙認していることを認めたわけです。

4億6千万円もムダに支払ったJR東海も、返還しなくていいよ、なんて。

そりゃあ車賃がムダに値上げされます 笑。

結局は僕たち利用者負担となるんですね。

今回の犯罪は社員たちもシステム開発会社の社長も否認しているそうです。

ちゃんと発覚したときの口裏合わせをしていたんですね。

電機メーカーにとってJRの仕事はドル箱なんです。

だって、4億6千万円ムダ払いしても、別いいよ、と言うほど太っ腹な会社ですから。

一昔前は社内で堂々と「各メーカーとの会議でーす」と言って営業に出かけていましたが、今はどうなんでしょう。
ちなみに僕が関係する電機メーカーでは、現金ではなく商品を着服し、オークションや買取店で捌くという事件が発覚しました。

仕入先の社員と共謀し、その仕入先から捌く商品を仕入れるわけです。

儲かったお金は仕入先社員と山分け。

長期間に渡って何千万もの儲けを出しましたが、仕入先の監査でバレました。

さすがに取引のたびに結構な量の家電品が流通するので気付かれてしまったんです。

でもなぜ今回のように報道にならなかったのでしょう。

それは、会社側が公表しないからです。

社員の不祥事はできれば隠しておきたいところです。

また、メーカー本体ではなく、子会社でのことなので報道機関の目も及ばないんですね。

そのため電機メーカーはメーカー本体が傷つかぬよう、子会社を作って、できるだけ危険が本体に及ばないような流通経路を作るんです。
コンプライアンス遵守などと言ってますけど、バレなきゃイイ、儲けと売上第一、というのが実態なんです。


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