その女諜報員アレックスのあらすじネタバレ感想
映画『その女諜報員アレックス』を鑑賞しました。
『007 慰めの報酬』でヒロイン役を演じたオルガ・キュリレンコが主演のスパイアクション映画で、脇役ながらモーガン・フリーマンも出演しています。
また、敵役としてドラマ『ザ・フォロイング』で悪役を演じたジェームズ・ピュアフォイも似たような重要な悪役で出演。
★直筆サイン★オルガ キュリレンコ★Olga Kurylenko
オルガ・キュリレンコは凄腕の元女諜報員で、元恋人に誘われその仲間たちと銀行強盗に。
隠し金庫からお目当てのダイヤモンドを盗むもそこには一緒にUSBメモリが。
銀行を後にしようとしたら仲間割れが起こり、オルガ・キュリレンコの覆面がはずれ、人質たちから顔を見られてしまいます。
逃走後、滞在していたホテルで銀行強盗の仲間だった元恋人の部屋に向かうと、襲撃者たちが現れ、オルガはとっさにベッドの下に隠れるも、仲間たちは惨殺されます。
彼らはダイヤモンドと一緒に盗まれたUSBメモリを探していました。
そして、その依頼はモーガン・フリーマン上院議員からの指示でした。
USBメモリはベッドの下に隠されており、それを発見したオルガは隙きを見て拳銃を拾い上げ、襲撃者たちのリーダーであるジェームズ・ピュアフォイを撃ちますが、空砲。
追いつ追われつでホテルから逃走するも、信号無視したことからパトカーに追われ、最後は暗殺者たちがパトカーを跳ね飛ばし、またも追われる身に。
銀行強盗したときの仲間の一人のアジトまで辿り着き、元恋人の妻である実姉に電話し、彼が隠していたバッグを持って逃げるよう忠告しますが、聞く耳持たず。
匿ってくれた仲間はショットガンを持って暗殺者たちを待ち構えているも、背後から狙撃されあっけなく死亡。
アジトに侵入してきたジェームズ・ピュアフォイは電話機のリダイヤル機能で電話し、電話に出た子供から名前と住所を聞き出し、その家に急行。
天井に張り付いて一部始終を見聞きしていたオルガもバイクを盗んで後を追います。
暗殺者たちは姉の家に到着しUSBメモリの所在を聞くも何もわからず、ジェームズ・ピュアフォイは部下に始末を任せて先にホテルに戻ります。
姉とその子供のピンチに駆けつけたオルガは暗殺者2人を殺し、姉と子供を救出。
PCを使ってUSBメモリを確認しようとするも暗号化され解読不能で、さらに起動したことで所在がバレる恐れがあり、急ぎ家を後にします。
オルガはホテルに向かい、元恋人たちの死体を運び出すジェームズたちの後を追って、郊外の工場跡地の彼らのアジトに。
オルガは車のトランクから女性死体の頭部を取り出し、暗殺者の一人を射殺。
死体を焼却炉で処分するジェームズたち。
奇襲によりもう少しでジェームズを殺せるところで頭部を殴られ気絶し拘束されます。
拷問でUSBメモリの所在を聞き出そうとするも口をわ割らないオルガ。
しかし、ダイヤモンドが実はガラスの破片だったこと、オルガが元諜報員との経歴や身辺事情、姉と子供に危害が及ぶかもと脅され、ついに、空港のロッカーに隠していることを告白。
オルガは過去、凄腕の開錠技術を持つ女性エージェントでしたが、爆弾が仕掛けられた建物からパレスチナの要人を救ったものの、要人の妻と子供たちは爆死。
そのことで彼女はCIAに捨てられ、テロリストに認定されていました。
ジェームズは彼女が逃げないように彼女の太腿にナイフを刺し、通常歩行できない体にしたうえで、彼女とともに空港のロッカーへ。
その途中、変装した実姉ががこっそりオルガにロッカーの鍵を渡します。
ロッカーから箱を取り出し、ジェームズの部下が中身を確認すると小型爆弾でした。
オルガとジェームズは爆発を逃れますが、警備員が集まってきて部下たちと格闘に。
オルガはジェームズのネクタイからUSBメモリを取り出し、逃走。
実はUSBメモリは隙をついてジェームズのネクタイに忍ばせていました。
警察隊も駆けつけてきたので、何食わぬ顔で空港を出ようとするジェームズでしたが、警官隊に取り囲まれます。
遠巻きからオルガが彼に向かってさらにネクタイに仕掛けがあるように言うと、彼はネクタイを確認しようとする動作を。
そこでオルガは、銃を持ってる、と言うと警察隊から銃弾を撃ち込まれ蜂の巣状態で死亡。
実姉が空港に持ち込んで、置いておいた女性の頭部入りバッグが発見され、銀行強盗の女と地元警察は確認しようとするも、モーガン・フリーマン議員の手下である悪者インターポールが強奪。
実姉は事情を聞かれただけで釈放。
そのときオルガから預かったバッグを所持しており、中にはダイヤモンドが入っていました。
オルガは実姉から受け取っていた偽造パスポートで出国し、機内へ。
そこには元諜報員同僚がいて、USBメモリの解析を依頼。
データは議員と軍事産業が裏で手を組み、第2の9.11テロを起こすための計画書でした。
オルガは議員に電話をかけ、計画の中止と自分を自由にするよう告げます。
議員は彼女の殺害を悪役インターポールに命じ、彼女の乗った飛行機の映像になってエンディング。
惜しい映画でした。
非常に惜しいです。
シナリオ的にちょっと詰め込みすぎで都合よく行き過ぎの感はありますが、それなりに散りばめられた布石が後半に生かされているあたりは良かったです。
ただ、まず、主演のオルガ・キュリレンコが、それほど美人でないのが残念。
そして彼女がすごく強いんだか、あるいはそれほどでもないのか、あいまいなのがよろしくない。
で、最初の銀行強盗の場面で、襲撃犯たちが近未来的なボディスーツに包まれている理由もよくわからない。
何より、続編ありきのエンディングって一体どうなんだ、というところでしょうか。
で、その続編ですけど、可能性はほぼ無いと思われます。
だって、製作費が2千万ドルに対し、興行収入はわずか13万ドルですから。
約22億円ぐらいの大赤字です。
そりゃあ続編なんて期待薄だと思われます。
『その女諜報員アレックス』、ホント、惜しい、非常に惜しい映画だと思います。
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