アメリカンスナイパーのあらすじネタバレ感想

映画『アメリカンスナイパー』を録画鑑賞しました。

アメリカで爆発的なヒットでアカデミー賞総ナメか、なんてウワサでしたが実際は音響賞だけだったんですね。

 

あらすじは、キャッチコピーでもある「米軍史上最多、160人を射殺した、ひとりの優しい父親」そのものです。

クリス・カイルは特殊部隊ネイビー・シールズに所属した実在したスナイパー。

テキサス州で生まれ、父の厳しい教育で育ち、カウボーイを憧れロデオ暮らしを送っていたものの、98年の米大使館爆破事件をテレビで見て、愛国心から海軍に志願します。
厳しい訓練の末、ネイビーシールズに配属、私生活でも幸せな結婚生活を送っていましたが、アメリカ同時多発テロ事件以降、イラクに派遣されます。

狙撃兵として優秀な戦果を挙げ、レジェンドと呼ばれる英雄扱いに。

しかし、敵からは悪魔と呼ばれ懸賞金の対象となります。

元オリンピック選手の敵スナイパーと対峙したり、同僚が傷ついたり亡くなったり、イラク戦争で心が病んだ弟と再会したり。

イラク派兵を繰り返すうちに主人公もPTSDに蝕ばまれていき、愛する家族とも亀裂が。

最後となる4度目の派遣で約2kmの距離から元オリンピック選手のスナイパーを射殺、帰国後に除隊したものの、相変わらずPTSD。

しかし医者から勧められた傷痍兵たちとの交流を続けるうちに、少しずつ回復に向かいます。

そして、退役軍人の一人と射撃訓練に出かけるシーンになり、その男に殺害されたと字幕で紹介されエンディング。

 

んー、何というか、重苦しい映画でした。

良くも悪くもイーストウッドが作った映画だなぁ、と。

主人公たちが狂気に包まれていったり病んでいったりする、そしてそれは戦争そのものが原因、みたいな描き方のこと。

イーストウッドって遠回しには反戦なんでしょうけど、そこをストレートに描かないあたりが「うまいなぁ」と思う次第です。

主演のブラッドリー・クーパーもかなり力が入った演技で、大変良かったと思います。

ちなみに宿敵となった元オリンピック選手のスナイパーですが、実際は主人公と対峙していないとのこと。

たしかにそれはちとやり過ぎな感がありましたが。

ただそれでも、『アメリカンスナイパー』、観終えたあとにずっしりと重いものを感じる映画でした。


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