アメリカンハッスルのあらすじネタバレと感想
去年のアカデミー賞に多数の部門でノミネートされたものの、無冠に終わったという作品。
でも強烈に面白い映画でした。
主演にクリスチャン・ベール、ブラッドリー・クーパーやジェレミー・レナー、ジェニファー・ローレンスにエイミー・アダムス、果てはロバート・デ・ニーロも端役として出演しています。
1970年代後半の話で、ホントに当時に撮影したかのような映像や衣装です。
あらすじは、稀代の詐欺師が共犯の愛人とFBIに捕まってしまうものの、おとり捜査に協力で減免するとのことでドタバタが繰り広げられます。
当初はFBIからは詐欺グループ4名を騙せ、との指示でしたが段々とエスカレート。
カジノ設営に絡む現職市長や大物マフィア、国会議員までもターゲットとするハメに。
しかし、詐欺師は騙す途中で市長が実はイイ人と気付き、市長だけは減刑させたい、FBIを出し抜きたい、と考えるように。
最後は、多くの連中が逮捕されるも市長だけは減刑に、FBIの200万ドルを手に入れ、大物マフィアを助けたことで命を狙われず、妻と離婚できて、詐欺師を引退し、溺愛する子供と親権を手に入れ愛人とめでたく暮らす、というお話。
とにかく、俳優陣のぶっ飛んだ演技が最高です。
なんというか、見ている間はずーっと宴会のどんちゃん騒ぎを見ているみたい。
これぞ「アメリカン娯楽映画」だなぁ、と。
この映画に「完璧な人間」なんて登場せず、あ、辛うじてデ・ニーロ演じるマフィアのボスがフツーの人間ぽいかも、誰もが「不完全な人間」です。
かつらでデブな天才詐欺師。
美人な愛人は同じく嘘つきだけど、詐欺師に心底惚れてしまう。
やっぱり美人だけど、サイテーな妻。
州民を第一に考えるイイ奴だけど、収賄は必要と考える市長。
手柄のためなら手段を選ばぬFBI。
なんか、どの俳優も「あえてハチャメチャ感とわざとらしい演技」を心がけているんではないか、と思う映画でした。
楽しんで演技しているのをひしひしと感じます。
娯楽映画なんだけど、見入ってないと置いてけぼりを食ってしまう展開の早さです。
『アメリカンハッスル』、これぞ娯楽大作という映画で、大変オススメです。
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