アルティメットサイクロンのあらすじネタバレ感想
映画『アルティメットサイクロン』を鑑賞しました。
原題は「Life on the Line」で、なんだか日米で扱い方というかジャンルが違う感じ。
ジョン・トラボルタが主演してます。
あらすじは、実話ベースの電力会社の電気工事士たちの奮闘劇です。
電気工事士が「あの日、変電所で何があったのか?」と聞かれるインタビューシーンから。
99年に遡り、落雷で電線修理に呼び出され、その修理中に落雷で感電、病院に救急搬送され、その夫の病院に向かう妻がトラックと衝突事故、両親を亡くした娘を仕事仲間で叔父のジョン・トラボルタが育てることに。
時が流れて、嵐の事故の10日前。
配電部門勤務のトラボルタの自宅前に引っ越してきた送電部門に勤務する家族と出会います。
昔はハーレーを転がし、ケンカっ早かったトラボルタですが、現在は工事部門のリーダーとして、愚直なまでに安全を優先する、部下から信頼あるリーダーとなっていました。
男一人手で育てた両親を失った姪は大学入学目前で、バイク乗りの彼氏がいましたが、何と彼はトラボルタの元に就職したのでした。
また、姪には接見禁止命令となっている、元カレだか元ストーカーの姿がちらつきます。
その頃、トラボルタの勤務する電力会社は、州最大の配電網を嵐が来る前に終わらせようという大規模プロジェクトの真っ最中。
嵐の6日前。
姪の彼氏の父親も電気工事士だったものの作業中に事故死し、塞ぎこんだ母親はアル中であることが判明します。
トラボルタの班に就職した彼氏ですが、もともと姪の彼氏ということで嫌われていたものの、初歩的なミスによってさらに怒らせてしまうのでした。
嵐の3日前。
工期を急かす上層部ですが、安全第一と変えないトラボルタ。
トラボルタ宅前の夫婦は、夫が従軍時のトラウマによって夫婦仲がうまくいってない様子。
さらに、元カレが姪の前に平然と現れるようになりますが、自宅前に越してきた妻が救ってくれます。
嵐の前日。
姪と彼氏は話し合い。
姪が大学入学のため町を離れますが、子供を身ごもったため、町に残り彼氏と暮らすことを決めた事を告げます。
また、同様にトラボルタに告げますが、憤りを隠せないトラボルタ。
嵐の日。
自宅前に越してきた旦那は現場から突然妻に電話し、強風の中、鉄塔にあがり自殺を図ろうとしますが、寸前のところで踏みとどまります。
強風によって脱線事故が発生し、夜には町中が停電。
現場に繰り出されるトラボルタたち。
部下の姪の彼氏と行動するトラボルタですが、班員が事故で搬送されます。
また、侮辱された事を根に持った元カレが越してきた妻を襲いにきます。
帰宅し旦那と揉みあっているうちに旦那に射殺されますが、様子を見に来た姪の腹にも誤射してしまいました。
脱線現場の事故者が運ばれた病院に姪も搬送され、事故者に付き添った部下が姪のことに気づきます。
変電所で電気を止めるはずだったトラボルタと彼氏ですが、姪が運ばれるも停電のため手術ができない、と連絡されたことで、独断で変電所で電気を入れることに。
スイッチを入れていくも、一か所だけ遮断機が下りず、命を投げ打って体当たりして遮断機を下ろすトラボルタ。
電気が復旧し、翌朝、手術を終えた姪を見舞いに来た彼氏。
彼の首に叔父のネックレス見つけ、事情を知った姪と抱き合います。
後日、姪は生まれた子供を抱いて夫とともに、叔父たち殉職した電気工事士のお墓詣りに行ったのでした。
冒頭のインタビューシーンに戻り、インタビューされていたのは姪の旦那で、トラボルタについて感謝しているなどの言葉を述べていると、嵐が接近中との無線連絡が。
「いかないと」と言って立ち上がる旦那。
字幕で、この映画製作開始以来、112人が現場で死亡し、基金創設された、と。
基金は支援募ってます、協力お願いします、と流れてエンディング。
エンドロールでは殉職者たちの写真が流れます。
仮面ライダー新1号&新サイクロン号 セット
が、実話に基づいた、ちょっとした感動映画です。
映画内では電気工事士たちを「ラインマン」と呼んでいます。
ラインマンのための映画、といった感じですね。
ジョン・トラボルタの存在感は際立っており、相変わらず演技力がすごいです。
たぶん地方訛りみたいな感じのしゃべり方でした。
親子愛やら夫婦愛やら、色々とサブテーマもそれなりにうまく描けていたと思います。
唯一残念なのは、最後の最後に基金への寄付を募った字幕でしょうか。
なんだか商売っ気マンマンに見えてしまって、後味悪く感じてしまいました。
『アルティメットサイクロン』、日本語タイトルや振り分けジャンルが残念だったのと、寄付を募る字幕さえ無ければ、そこそこ良い映画だと思いました。
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