インファナルアフェアシリーズのあらすじネタバレ感想

映画『インファナル・アフェア』、2作目となる『インファナル・アフェア 無間序曲』、3作目の『インファナル・アフェアIII 終極無間』をイッキ見しました。

これまで何度も見た、個人的には香港映画最高と思えるシリーズ作品のひとつです。

アンディ・ラウとトニー・レオンのW主演、その他共演陣も魅力的な俳優が揃っています。

レオナルド・ディカプリオ主演で『ディパーテッド』、日本でも西島秀俊、香川照之主演で『ダブルフェイス』としてリメイクされた作品としても有名ですね。

映画を時系列に並べると2→1で、3は2と1のさらに裏側とさらに1以降を描いた作品になっています。

 

あらすじは、マフィアから警察に潜入したスパイと警察からマフィアに潜入したスパイ、2人を中心としたお話。

映画の順番に関係無く、時系列で追ってみたいと思います。

香港が中国に返還される直前から話は始まります。

警察学校をクビになったトニー・レオンは、マフィアから警察学校に潜入したアンディ・ラウ、そしてアンディのクビで次席から首席の成績を収めることになったレオン・ライに見られながら学校を後に。

しかし、その後に警視となるアンソニー・ウォンからマフィアへの潜入スパイになれとの指示で、マフィアの組織に。

当時のマフィアの大ボスは、トニー・レオンの父でしたが、アンディ・ラウが警察学校の潜入前に射殺していました。

そして、父亡き後のマフィアを束ねていたのは、トニー・レオンとは腹違いの兄でした。

アンディ・ラウを警察学校に潜入させた実の親分はマフィアの中ボスでしたが、そのうちトニー・レオンの兄から命を狙われることになりますが、持ち前の強運とアンディ・ラウが愛してしまった彼の妻によって生きながらえます。

そして、警察の一員となったアンディ・ラウの工作によって、大ボス一家を皆殺し、ラウの親分がマフィアの実権を握ります。

その間、ラウの親分に見出されたトニー・レオンはその片腕となってマフィアの働きますが、警察官であることを忘れず、情報を流しています。

マフィアの新ボスは妻を失い、ウォンは敬愛する上司を失います。

2人は顔見知りで、若き頃はマフィアの親分と警察トップとなって治安を守ろうなどと言う仲でした。

警察もマフィアもそれぞれにスパイがいると考え、それぞれがスパイ狩りを行いますが、2人はなんとかバレずに済みます。

しかし、ウォン警視がマフィア連中に囲まれ射殺、屋上から転落死してしまいます。

このことでトニー・レオンがマフィアへ潜入していることを知る者は誰もいなくなってしまいます。

ウォン警視の後任となったアンディ・ラウと接触し、復職を願い出ますが、アンディ・ラウは彼の記録を全て抹消。

しかしトニー・レオンは歩き方のクセと持ち得ないはずのメモを彼が持っていたことから潜入スパイだと気づき、逃走。

ビルの屋上で対峙する2人。

警察を続けたいというアンディ・ラウに耳を貸さず、逮捕しようとするトニー・レオン。

しかし、アンディ・ラウの他にも警察に潜入していたスパイがトニー・レオンを射殺するのでした。

そして、警察になりたい、正義を執行したいと思い始めていたアンディ・ラウは、怒りから潜入スパイを射殺するのでした。

その後、内部調査されるも正当防衛が認められ、アンディ・ラウは閑職から現場復帰しますが、保安部のレオン・ライの目が気になりだします。

そしてマフィアのボスは以前から中国大陸の武器商人と繋がりを深めていたのですが、武器商人とレオン・ライが密会する画像を入手し、彼らを葬ろうと企てるアンディ・ラウ。

レオン・ライのクルマに監視装置をつけたり(すぐバレる)、保安部に隠しカメラつけたり(これもバレてた)。

一方でアンディ・ラウは奇怪な行動が目につくようになります。

自分がトニー・レオンになりきってしまう幻覚です。

レオン・ライを逮捕すべく保安部に乗り込むアンディ・ラウでしたが、そこに現れたのは武器商人。

彼は実は潜入捜査官でした。

トニー・レオンの生前、マフィアとの取引中に武器商人とレオン・ライの3人は顔を合わせ、互いがそれぞれスパイであること、正義を執行しようと誓いあった仲でした。

そしてトニー・レオン亡き今、残った2人は彼の遺志を継ぐべく行動していたのです。

幻覚に陥ったアンディ・ラウは、トニー・レオンではない自分に絶望し銃を乱射。

レオン・ライの頭を撃ち抜き、銃口を自分に向け、撃つのでした。

後日談に。

トニー・レオンの功績が認められ、ウォン警視、レオン・ライと墓を並べることができました。

自殺を図ったアンディ・ラウは一命をとりとめますが、車椅子生活で、精神的にも塞いだ状態で、遠くを見る目でエンディング。


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この三部作は個人的に大好きな映画のひとつです。

リメイクされる凄さも何となくわかります。

登場人物たちはほぼ全員が個性的で、それぞれの背景があって、シナリオも映像も役者も演技も大変素晴らしい映画だと思います。

アンディ・ラウが悪から正義にシフトしていく様子は何となく応援したくなったり、でもトニー・レオンがそれを許さないと、やっぱりそうだよなぁと思ったり。

個人的には1でウォン警視が落下してきて、トニー・レオンが驚くんだけどすぐに悲しみに包まれるシーンが大好きです。

というか、毎回ウルウルしてしまう場面です。

DVDは持っているんですけど『インファナルアフェア』シリーズ、これからも放送されるたびに鑑賞してしまう映画のひとつです。


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