インフィニ/INFINIのあらすじネタバレ感想

映画『インフィニ/INFINI』を鑑賞しました。

見始めてから、最初はSFパンデミック、次にバイオハザード的ゾンビもの、最後はSF感動チックに、と移り変わっていく一風変わった映画です。


INFINI/インフィニ [DVD]
あらすじは、23世紀の惑星出稼ぎ者がゾンビ化する仲間や超知的生命体に襲われるお話。

23世紀は9割以上が貧困層となり、ワープ技術によって惑星開発などに従事するも高い致死率で危険な仕事です。

主人公もその1人。

出産を控える妻のため銀河系で一番遠い惑星インフィニに行くことを決意します。

「夕食には戻る」と言って、心配する妻は2人の写真を持たせます。

インフィニでは1600人が鉱物の発掘作業にあたっていましたが、ワープで帰還した作業員が異常をきたし銃を乱射、さらに検疫でも異常が見つかり、主人公が所属する西側師団は強制閉鎖、いわば見殺しとなってしまいます。

強制閉鎖直前にインフィニにワープした主人公。

東側師団では、暴走の原因が鉱物であることを解明し、鉱物の伝送を止めること、生存していると思われる主人公の救出に向けたチームが組まれます。

チームはワープ技術でインフィニに到着しますが、-70度以下となっており凍った死体だらけ。

手分けして動力源の再稼働、主人公の捜索、周辺捜査などに。

電源が復旧すると、旧式のコンピュータ画面からチャットで「お前は誰だ?」と質問され、問答を繰り返すうちに閉鎖されていたドアが開き、生き残った主人公が現れます。

彼は転送直後、感染した作業員たちが殺し合い、感染は血や皮膚の接触から始まることを知り、一人身を隠し、モニター越しに凄惨な光景を見ていたとのこと。

チームは主人公も感染しているのでは、と半信半疑のまま、もう一つのミッションである鉱物の伝送停止に着手。

しかし停止の作業手順は全て主人公が出すことに。

大爆発寸前に停止に成功。

しかし電気復旧によって生き残っていた感染者がチームを襲撃。

銃で殺すも返り血を浴びたチーム。

殺し合いが始まり主人公は研究室に逃げ込み、研究レポートを目にします。

惑星インフィニには原始生命体が存在しており人間に寄生、その時間は30秒から2時間とのこと。

生命体は人間を追い払いため寄生して殺し合わせ、また別の人間に寄生する、というわけです。

液状化能力を持つ生命体は惑星全体をも支配できてしまうわけです。

主人公は惑星インフィニと地球の行き来を停止するしかない、と考えます。

寄生途中のチーム員と合流するも、彼は正気の瞬間に自ら頭を撃ち抜いてしまいます。

別のチーム員とはお互い寄生中と疑いあって、主人公が射殺。

女性衛生兵は交際していた彼ともども寄生し、殺し合い。

主人公は衛生兵の死の間際、寄生を遅らせる方法を聞こうとしますが、死ぬしか無い、と言われ彼女は絶命。

地球に戻る手段を失った主人公、同時に惑星インフィニも地球と繋がることはできません。

彼はマイクを持って惑星や生命体に語り始めます。

人間の弱点を突いて争わせたが、それは失敗だ、協力し合えていたら良かったのに、生まれてくる子と遊びたかっただけなのに。

そう言って、妻から受け取った写真を握った自らの手首にナイフを刺し、自殺を図ります。

直後、液状の生命体は死んだチーム員たちを覆うようになり、主人公の手首から流れ出た血も逆流して戻っていきます。

気づくと、チーム員たちは復活しており、地球に帰還するところでした。

ワープ直前、人間の形をした生命体が妻との写真を持っている姿を目にします。

地球に帰還すると厳重なチェックが行われますが無事に解放され、任務に当たった時間は地球時間でわずか50数秒でした。

帰宅し、妻とキスしてエンディング。

スポンサーリンク


特にエンディングに向けての部分で、好き嫌いがかなりハッキリ別れる映画だと思います。

原子生命体は自分たちを守るために外敵同士に殺し合いをさせていたわけですが、主人公の言葉で考えが変わった、と。

さらに人間に寄生したことである程度の知能を有し、最後は人間の姿にまで進化した、というのが僕が感じた終わり方であったのですが、これも人によって違うかもしれません。

個人的には、原子生命体の謎というか、もう少し深く掘り下げてくれればさらに良い映画だったかも、と思います。

結果的にはさほど重要でない「スリップストリーム」とか「ロックダウン」とか「APEX装置」といったSFキーワードの説明を減らして、生命体のことを掘り下げたほうが、ということですね。

でも、まぁそれも含めて、それなりに楽しめた映画です。

『インフィニ/INFINI』、ちょっと詰め込み過ぎ感が強い感じもしますが、個人的にはまぁ良かったかも、と思える映画でした。


スポンサーリンク

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る