エージェントスティールのあらすじネタバレ感想

映画『エージェント・スティール』を録画鑑賞しました。

個人的には久しぶりにカート・ラッセル作品となります。

事前情報は「主演カート・ラッセル」のみという状態のまま、鑑賞を始めました。

ちなみに共演に腹違いので弟役でマット・ディロンも出演しています。

 

あらすじは、とある強盗団の成功と失敗と内輪もめのお話です。

カート・ラッセル演じる主人公は主に美術品を強奪する強盗団のリーダーだったものの、欲をかいた腹違いの弟のせいで刑務所に服役することに。

出所後、貧乏なバイクスタントマンで生計を立てていたところ、ひょんなことから昔の強盗団を再結成することに。

乗り気でなかった主人公ですが、弟とは一旦は殴り合いしたり、仲直りしたり、言いくるめられたりして、結局は再結成となります。

国境警備の検問所に保管された『世界で一番貴重な本』を盗む作戦ですが、警備は厳重、インターポールにマークされているため、困難なミッションです。

最終的な作戦は、本の模造品を没収させ、鑑定人に化けて侵入し、その模造品と入れ替え持ち去る、ということで見事成功します。

依頼人に原本を返せば大金を受け取れますが、欲をかいた弟が「もっと模造して売ればさらに大金が」と持ちかけます。

主人公は一旦反対するものの、結局は賛成することに。

模造品を作るため必要なお金75万ドルをかき集めた弟。

さらに、原本を返す依頼人に「返却まであと1ヶ月待ってほしい」とアジトを訪ねた時!

アジトも無ければ依頼人なんていなかった、ということに気づきます。

全ては主人公が服役させられたことを弟に復讐するための大きなウソでした。

75万ドルと、弟がメキシコで盗んだ絵画の原本と模造品を仲間で分け合ったのでした。

騙されたと知った弟は絵画を持って雲隠れしようとしますが、インターポールに踏み込まれ逮捕。

ちなみに所持していた絵画は精巧な模造品ですが、インターポールに肩入れしていた情報提供者が本物を渡されていたことで「これは本物」と鑑定したのでした。

 

見始めるまでは「本格クライムアクションもの」を想像していたのですが、「痛快クライムアクションもの」でした 笑。

そして、個人的にはけっこう楽しんで鑑賞できました。

まったくもって僕も騙されましたから。

確かに「主人公、人が良すぎだろ」なんて思ってましたし、最後はそれでも「皆で大金を分け合うだろうなあ」とか「最後の最後で弟だけ取り分無いだろうなあ」とは思ったものの、まさか全てがウソで、逮捕までさせるとは。

そういう意味で一番の見所は、弟が依頼人のアジトにお願いに行くシーンです。

古びた倉庫の2階にある赤いドア。

ノックをしても誰も出てこず、いざ開けてみると2畳ぐらいしかないただの物置空間でした。

しかも強盗団全員で、一度はドアの前まで来ていたことがある場所です。

主人公がノックする瞬間、弟に言いくるめられ、踵を返して大金をゲットしようと話に乗った、あの扉です。

僕も「???」でした。

マット・ディロン演じる弟役とまったく同じ気持ちだったと思います。

この映画を見る前にこの記事を読んでしまった方は、残念ながらあの「???」感は味わえないでしょう 笑。

どんでん返しがある映画だと知っているだけで、どんでん返しがあっても「なるほどな」で終わってしまいますが、今回ばかりは何の事前情報も無かったので、どんでん返しそのものが楽しい映画となりました。


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