オールドボーイのあらすじネタバレ感想
ハリウッド版の『オールドボーイ』を鑑賞しました。
日本漫画が原作ですが、どうやら漫画そのものではなく、韓国映画をモチーフにしたリメイクになっているようです。
あらすじは、ビジネスマンだけど酒に溺れ仕事も家族ともうまくいかない、どうしようもない主人公が、泥酔してた夜、突如拉致監禁されます。
とはいえ、監禁される部屋はしなびたモーテルのような部屋。
食事だけはドアの下から差し入れされるものの、外部との接触や、景色を見ることすらできません。
ある日、テレビに映されたのは、妻を惨殺し、逃亡犯にされる自分でした。
酒は毎食支給され、さらにひどく酒に溺れ、幻覚を見る日々。
何年か後、被害者の娘は幸せに暮らす姿が放送されます。
その日から一念発起。
酒を断ち、体を鍛えるように。
浴室内のカベを壊し脱出を試みますが、時折噴出される催眠ガスでまたも眠らされますが、気づくと原っぱの真ん中に放り出されていました。
20年ぶりに解放されたわけです。
旧友と、ひょんなことから知り合った少女と、犯人を特定する作業にかかります。
持たされていたスマホから流れる曲が、卒業した高校の校歌だと気付きます。
旧友は殺され、少女と二人だけに。
場末のモーテルで二人は結ばれます。
そして、真犯人は高校時代の同級生だと判明し、監禁した理由も解き明かします。
犯人の妹が中年男性を寝ている姿を目撃した主人公は、校内で「娼婦」と言いふらし、その結果、とち狂った少女の父親は妻と娘を射殺、犯人も狙撃、ついには自殺を図りました。
生き残った真犯人は、主人公にも同じ苦しを味あわせようとの企みでした。
ちなみに少女の相手だった中年男性は父親で、真犯人も父親も愛し合っていたとのこと。
異常愛ですね。
しかし、真犯人の目的はそれだけでは終わらず。
結ばれた少女こそ、主人公の娘だったことを明かし、自殺します。
悔やむ主人公。
犯人の置き土産である多額のダイヤを、父と明かさず手紙とともに娘に預け、自分はダイヤで代金を支払い、再び監禁部屋に戻ったのでした。
決して楽しい映画ではありません。
まずもって、真犯人が金持ちすぎるところがやり過ぎ 笑。
色んな場所に監視カメラを付けるのはまだしも、主人公たちが突然入ったモーテルまで取り付け済みな場面は完全に行き過ぎ。
主人公も、体を鍛えるのはいいんだけど、スーパーマン並に強くなってるのも不思議すぎ。
誰一人として、感情移入できる人はいないし、なんとういうか、白人特有の「行き過ぎた感情表現」もちょと引いてしまいます。
最後の最後に、再び監禁部屋に戻る、という選択も、いくらなんでもやり過ぎじゃないかと。
ちなみに僕は卒業して20数年経つけど、高校の校歌はすぐわかるんですけどね。
主人公はまったく気づかないというのも何だかなあ、という感じです。
そんなわけで『オールドボーイ』、あまりオススメできない映画の一つとなりました。
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