ガンズ&ゴールドのあらすじネタバレ感想
wowowで放送された映画『ガンズ&ゴールド』を録画鑑賞しました。
ギャンブル好きな人には堪らないタイトルです 笑。
でも原題は『Son of a Gun』なので、直訳すると『銃の息子』みたいな感じとなって、けっこうイメージが変わってきます。
オーストラリアで製作、公開された映画で、ユアン・マクレガーが主演なのが副主演なのかよくわかりませんでした。
オーストラリアの若手俳優のほうが主演かもしれません。
あらすじは、悪者同士の騙し合いと愛の物語、とでも言えばいいでしょうか。
おとなしい感じの若者主人公が刑務所に収監されます。
同部屋の気弱な青年はコワモテグループのレイプ相手となっています。
彼は自殺、次は主人公が狙われるハメに。
窮地を救ったのはユアン・マクレガーとその仲間2人。
彼らに守られて主人公は半年後に出所し、ユアンの親玉の元に向かいます。
銃などを調達し、遊覧ヘリを使ってユアン達の脱獄を手助けし、見事成功。
主人公やユアン達は親分から早速仕事を指示されます。
それは金(ゴールド)の精錬工場を襲い、金塊を強奪すること。
主人公は組織で働く女性にぞっこんとなり恋仲になりますが、それは親分の指示による美人局作戦でした。
その女からはユアンを信じるなと言われ、ユアンからは女を信じるなと言われ・・・。
主人公は女に、作戦成功したら分け前もらって2人で逃げようと提案するのでした。
そんな中実行された急襲作戦は仲間1人が警察に撃たれ死亡するも、金塊の奪取に成功します。
しかし金塊を手にした親分はユアンたちを裏切ります。
警察や組織に追われる2人と主人公に心を許したかのような女の3人で逃避行するも、ユアンの言い分である女と別れろの声に納得するような態度を見せた女は哀しみのあまり逃げ出します。
一方、組織の暗殺者を仲間にしたユアンは金塊を換金する現場を襲うことに。
仲間になった暗殺者が死亡するも金塊の奪取に成功し、親分に復讐の銃弾を撃ちこみ、2人は購入するヨットに向かいます。
しかし今度はユアンが主人公を裏切り、殺すのはあまりにも可哀想なので、少額の分け前で済ませようと持ちかけてきます。
そこに女からユアンに電話が。
金塊は奪ったから隠し場所を教える代わりに主人公を無事に返せ、という要求でした。
主人公と女はユアンを騙していたわけですね。
その後ユアンは逮捕されまたも刑務所に。
何ヶ月か後、主人公から手紙が。
手紙には金塊を埋めた場所と、愛に生きるボノボ(攻撃的で排他的なチンパンジーと反対の猿)は絶滅しない、という一文と、妊娠した女の写真が添えられていたのでした。
途中まではスゴク良い映画だったんですがねぇ。
静かで淡々と進んでムダな説明も(というか説明不足すぎるという感もあるけど)なく、クールな映画だなぁと見ていったのですが、最終的に愛の物語として完結するとは。
ユアン・マクレガーの悪者役というのも新鮮でしたが、ちょっと完璧すぎ(頭がよくケンカも強い)という感が。
素直に「悪者同士の騙し合い」としての作品だったらもっと良かったんですけど。
『ガンズ&ゴールド』、ちょっと惜しい映画でした。
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