シークレットアイズのあらすじネタバレ感想
映画『シークレットアイズ』を鑑賞しました。
ジュリア・ロバーツとニコール・キッドマンという二大女優の共演、さらに主演には『それでも夜はあける』でアカーデミー賞主演男優賞にノミネートされたキウェテル・イジョフォーという超豪華な顔触れのこの映画。
俳優のギャラだけでも製作費が高騰しそうな気がしますけど。
シークレット・アイズ [Blu-ray]
2002年、LAテロ対策班に勤務していたキウェテル・イジョフォーとジュリア・ロバーツは同僚捜査官でした。
ある日、殺人現場に急行すると、レイプされ漂白剤をかけられた惨殺死体が。
その被害女性はジュリア・ロバーツの娘でした。
キウェテル・イジョフォーはテロ対策そっちのけで犯人探しをすすめ、対策班がBBQパーティした際に不審な男が写っていることを発見。
BBQ参加者を問い詰めていくと直属の上司があいまいな態度だったため追求すると、彼は情報屋だと言う。
ジュリア・ロバーツの娘殺害に関わっているかもしれないが、テロ情報を重要視してたため、知らないフリをしていました。
検事補のニコール・キッドマンの協力を得て男の身元を特定、捜索に。
些細な情報を積み上げ、行動パターンを特定し、馬好きであることから競馬場の厩舎で逮捕寸前に逃走されるも、彼が描いていた漫画から野球ファンであることを突き止め、ついに野球場で犯人を確保。
しかし上層部は情報屋として行動させたいため、証拠不十分で不起訴に。
キウェテル・イジョフォーは失望してFBIを退職、たった一人で捜査を続けていました。
そして13年かけて70万人近くの犯罪者DBの中から、不起訴になった犯人を見つけ出します。
そして当時は検事補、現在は検事になったニコール・キッドマンの元へ向かいます。
ちなみにニコール・キッドマンは当時もみ消しを行った上司と結婚していました。
そこにジュリア・ロバーツも現れます。
2人からはこれ以上関わるなとの注意を受けるも無視、彼は犯人の現在のアジトに向かうも捕まってしまい集団暴行されるハメに。
そこへFBIのチームが突入してきて撃ち合いとなり、FBIは1人死んでしまうも、犯人を逮捕。
実は事前に元同僚の捜査官に連絡していました。
しかし、ジュリア・ロバーツは彼に向かって、逮捕したのは当時の犯人ではない、と告げます。
ジュリア・ロバーツはキウェテル・イジョフォーとニコール・キッドマンを自宅に招き、真実を話します。
13年前、犯人が不起訴処分となったことに腹を立て、チャンスを伺い、彼を警棒で殴り気絶させ、河原で射殺した、と。
しかしキウェテル・イジョフォーはその話を信じきれません。
翌日からジュリア・ロバーツを尾行することに。
すると郊外のある寂れた小屋に向かい、そこには鉄格子に監禁されている当時の犯人が。
長年の監禁で汚く老け込んだ犯人はキウェテル・イジョフォーの姿を見ると助けを乞うてきます。
ジュリア・ロバーツは死よりも苦しみを与えていたのでした。
そして尾行されていること知った上で、この小屋に来たのでした。
汚くみすぼらしく様変わりしていた犯人ですが、キウェテル・イジョフォーはそれでも彼を許せず、銃で撃とうとします。
しかし、命を奪うのは自分ではないと思い直し、銃をジュリア・ロバーツに渡します。
そして、銃声が鳴り響き、キウェテル・イジョフォーは小屋の外に出て大きなスコップで黙々と穴を掘り始めてエンディング。
そこそこ見応えある映画でした。
個人的にはジュリア・ロバーツの老け具合に相当驚きましたが 笑。
最初は本人とわからなかったぐらいです 笑。
娘を失った悲壮感から余計に老け込んだメイクだったのかもしれませんが、一方のニコール・キッドマンは無理やり若く見せようとするのが逆に痛々しい感じでしたが。
でもって、ニコール・キッドマンの役は必要だったのか、みたいな疑問もあります。
ただ、やはりそれ以上に結末を知ったときの衝撃は大きかったです。
娘を殺された恨みで、犯人を10年以上鉄格子で監禁し、最後は射殺する。
んー、個人的にはさすがに共感できませんでしたが。
恨みとはいえ、そこまで長期間も続くかな、とか、たぶん途中で面倒になって餓死させちゃうかな、とか。
『シークレットアイズ』、豪華俳優陣のおかげで、本来暗いストーリーが、多少なりとも輝いたかな、という感じの映画でした。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。