パーフェクトルームのあらすじネタバレ感想

映画『パーフェクトルーム』を鑑賞しました。

主演は『ロード・オブ・ザ・リング』でエオメル役だったカール・アーバン。

さらに『プリズンブレイク』のウェントワース・ミラーが重要役で共演しています。


パーフェクト・ルーム [DVD]
あらすじは、浮気用に使うため親友5人組で共有していたマンションのロフトで殺人事件が発生し、犯人は誰か?のミステリーなお話。

カール・アーバンは建築士で自ら設計したマンションのロフトを浮気で使うために仲間内で共有しよう、と4人の親友たちに提案します。

それぞれ渋ってたものの、結局ロフトの鍵を受け取る友人たち。

5人は結婚しているメンバーもいて、夫婦ぐるみの付き合いをしている仲ですが、それぞれの夫婦仲には問題がある夫婦も。

メンバーの1人の精神科医は、メンバーの1人の結婚パーティで知り合った議員の美人個人秘書に一目惚れ。

ロフトで情事を繰り返し、浮気から本気モードに移行し告白しますが、彼女は実は売春婦で、一緒になることはできない、と断られます。

結婚した男は精神科医と父親違いの弟で、クスリの常習者でケンカっ早く女性にも手が早い男ですが、捕まえた女性は不動産開発社長令嬢。

ウェントワース・ミラーは病気がちな妻を愛していて、浮気するつもりはないものの、おとなしい性格ゆえ鍵を受け取ります。

もう一人はデブ男で、酒癖悪く、デリカシーが無いタイプ。

ある日、リゾート地への切符を入手したことで、建築士とウェントワースとデブ男の三人でリゾートへ。

そこで知り合った美人女性と建築士はロフトで愛する仲に。

デブ男はデブ女と知り合い、体の関係になるも、帰宅後にデブ女が家に乗り込んできて離婚騒ぎになり、落ち込み荒れた生活に。

ウェントワースはプールで裸で抱き合う建築士と美人女性を眺めていました。

ある日、建築士がロフトに行くと、ベッドに女性の死体があり、慌てて仲間達を呼び寄せます。

女性はうつぶせで片手を手錠でベッドに繋がれており、もう片方の手首をざっくりと切られていて、さらにベッドには血文字でラテン語のメッセージが。

鍵は仲間しか持ってもらず、窓もドアを施錠されており、防犯装置も正常にOFFになっていたことから、5人のうち誰かの犯行、ということに。

警察に連絡しようにもそれぞれの家族にロフトのことがバレるため連絡せず、死体の始末も考えねばならず、5人の意見も一致せず。

うつぶせの女性の顔を確認すると、リゾート地で建築士が知り合った女性でした。

女性が手錠されていたのは結婚間もない男の性癖として彼が犯人では、と疑うも、猛烈に否定する男。

実は精神科医は売春婦が忘れられず、彼女にロフトの鍵を渡したまま。

一体誰が何のために。

口を開いたのはウェントワース。

彼は隠しカメラを設置し、別部屋でロフト内を盗撮していました。

殴られたりするも、昨日の映像があるかも、と言って全員でその部屋に。

しかし昨夜は誰もロフトを使用すると言っていなかったため、録画していなかったことを告白。

一人だけ情事にロフトを使っていなかったことから、建築士に惚れるゲイなのでは、と疑われます。

昨夜、議員のパーティに妻達と参加していた5人。

建築士はリゾート地で声を掛けられた議員の後ろ盾で義理の父に、不動産開発の件について問い質すと、彼を静かに怒らせてしまいました。

その旦那であり元遊び人だった男は、トイレでクスリを吸引すると、溺愛する妹が男たちに声をかけられているのを見て激昂し殴り、会場を追い出されます。

悲しくなった妹はそばにいた建築士の胸で号泣。

それを見ていたのはリゾート地で知り合った美人女性で、気づいた建築士は、友人の妹だ、と説明。

すると女性は全て告白すべく男達の妻達が集まるほうへ歩き出しますが、ウェントワースが遮って、後悔するから辞めろ、と囁いて忠告。

あきらめた女性ですが、妻達は一部始終を見ていました。

場面戻って5人がロフトで言い合うシーン。

突然、建築士が倒れ、彼の服を脱がし、ベッドへ運ぶ友人たち。

実は、女性が朝の時点で睡眠薬による自殺している姿を見て、ウェントワースは建築士以外を呼び出して、録画映像を皆に見せていました。

映像は、死んだ女性のみならず、デブ男の妻とも離婚の相談で近づいて寝ていたこと、精神科医には寝ていた売春婦をあてがってロフトに乗り気でなかった彼を取り込んだこと、そして結婚した遊び人が溺愛する妹とも寝ていたことが録画してありました。

友人たちを裏切った建築士を殺人犯に仕立て上げて成敗しよう、という4人の魂胆でした。

遊び人男が女性の手首を切り、建築士と手錠で繋ぎ、彼女が書いた遺書を一緒に置き、4人はロフトから指紋などを拭き取り、アリバイを作って、警察に通報したのでした。

警察署ではそれぞれが尋問されますが、建築士が犯人として他メンバーは釈放。

釈放されるとき、精神科医は警察から女性の遺書なんて見つかっていない、と聞き、疑いをもってロフトに戻ります。

すると、置くはずだった遺書を持っているウェントワースがいて、真相を語ります。

彼はロフトに来た美人女性にインスリン注射して殺していました。

ウェントワースはリゾート地で出会った彼女に恋していたのでした。

建築士がヒドイ男であることは盗撮で知っていたので、彼と縁を切って自分と一緒になってほしい、と懇願したものの、彼女は受け入れてくれず、注射したのでした。

そして、注射では死に至っていらず、直接的に殺したのは手首を切った精神科医の弟のほうで、真相を警察に話せないよう仕組んだことでした。

それでも真相を話すと言う精神科医だったため、ナイフで脅し、バルコニーから飛び降り自殺しろと指示するウェントワース。

しかしもみ合いになり、形勢逆転で精神科医がナイフを奪うと、全てをあきらめたウェントワース。

死んだ女性に告白したとき、妻に見られていたのでした。

「妻と子供たちにすまないと伝えてくれ」と言ってウェントワースは飛び降り自殺するのでした。

その後。

デブ男は妻とヨリを戻し、弟は裁判を待つ身、建築士は離婚して全てを失い唯一残ったロフトに独り暮らし。

精神科医の前に元売春婦が現れ、出会ったときのように「コーヒーでも飲まない?」と言ってエンディング。

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ほぼ時系列に沿った形であらすじを書きましたが、実際は、過去の場面と疑う妻達と警察で尋問されるシーンが交互に組み合わさって、余計にサスペンス的な盛り上がりを見せています。

正直、良く練られたストーリーだなぁ、と関心しました。

私生活でゲイであることをカミングアウトしたウェントワース・ミラーが、適任みたいな役だったため、実はウェントワースが犯人では、という布石にまんまと騙されました 笑。

ただ、最後の最後、建築士が倒れて以降の場面がやや急ぎすぎの感があり、もう少し丁寧に説明してくれたほうがより良かったのでは、と思います。

『パーフェクトルーム』、なかなか見応えあるサスペンス映画でした。


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