牢獄処刑人のあらすじネタバレ感想
フィリピン映画『牢獄処刑人』を鑑賞しました。
個人的にはフィリピンの映画ってあまり馴染みはありませんが、アジアでも特に危険な街マニラを思えば、ソッチ系の映画はそれなりに画(え)になるだろうなぁと考えます。
そんなわけで、いかにも、といった感じのタイトルですね。
とはいえ原題は『On The Job』なので、かなり日本語タイトル的に無理やり感があるような気がしないでもありませんが。
あらすじは、刑務所を脱しながら政府の手先となって暗殺を請け負う人のお話。
腹の出た初老の男と補佐役の血気盛んな男。
2人は白昼の繁華街でターゲットを撃ち殺し、仲間の女が運転するクルマで逃走します。
報酬をもらい、若い男は家族を遠巻きに見ながらドバイにいることになっていて立場で電話。
初老の男は家族の元に帰るも、次に戻れるのは雇い主の気分次第、と言い残し再び家を出ます。
合流した2人は酒やタバコ、食料品をどっさりと買い込み、刑務所に戻るのでした。
2人は刑務所に収監中の囚人で、警察や看守と結託、指示されたターゲットを殺すため一時的に出獄していたのでした。
一方、捜査にあたる警察では生粋の地元刑事がエリート若手刑事とコンビを組むことになりますが、キャリアとノンキャリアなのでまったくソリがあいません。
このエリート若手刑事は将軍の意を受けた議員の娘婿です。
初老の殺し屋は出所間近となり、殺し屋稼業から足を洗わなくてはなりません。
若い男は自分こそ後継者と考えますが、考えも行動もまだまだ。
しかし組織からは若い男を後継者に、との指示。
男は若手に少しづつ教えを説いていきます。
そんな中、若手が初めて主担当を務めることになる仕事では、捜査の網を狭めた刑事コンビとニアミス。
ついに尻尾を掴まれてしまい、刑務所まで捜査が及びます。
エリート若手刑事は義理の父や将軍が「牢獄処刑人」に加担していることに気づき始め、単独捜査に。
そう、将軍や議員は政敵などを暗殺するために「牢獄処刑人」を使っていたのでした。
証拠を掴んだエリート若手刑事でしたが証人は「牢獄処刑人」に殺され、ついには自分までもが「牢獄処刑人」に殺されてしまうのでした。
議員や将軍が加担し、証拠を掴んだと相棒の地元刑事に電話で話している途中の出来事でした。
相棒を殺されて激昂する刑事は犯人が乗り将軍が乗っているクルマを追いかけ、街中で銃を乱射。
しかし逮捕することすらできず、結局は失職することに。
「牢獄処刑人」の初老男が出所当日、感極まって抱きついてきた若手後継者を刺し殺します。
これは組織が若手後継者に知られすぎたことでの口封じです。
出所した初老男は家族の元に戻りますが、妻と一緒にいた男を撃ち殺し、そのまま仲間のクルマに乗り込むのでした。
クールです。
カッコイイです。
でも、でも、でも、僕は最後まで誰が主人公かわからず見ていたので、「え?こんな終わり方?」と思ってしまったのです。
最初は若手後継者、次はエリート若手刑事と、アジアンスターの顔立ち2人が主人公だと思って見ていたのですが。
警察の腐敗やら刑務所の無秩序さはいかにもフィリピンっぽいです。
ちなみに、殺された若手刑事が持っていた録音の証拠が入った携帯電話の行方があいまいとなっており、ウワサされている続編『On The Job2』で明らかになるのでしょうか。
日本だと『牢獄処刑人2』になるんでしょうかね。
まったく別物の続編になったりして。
でも、続編が出たらゼッタイに見たいと思わせる『牢獄処刑人』でした。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。