007スペクターのあらすじネタバレ感想
『007/スペクター』を鑑賞しました。
一応、ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドは今回が最後と言われていますが、一体どうなることやら。
あらすじは、ボンドの出生の秘密からこれまでの敵や亡き最愛の人たちが一本の線に繋がるお話。
まずはメキシコを舞台にボンドが大暴れのシーンから。
ビルを爆破し、祭りで賑わう中をヘリが暴走したり。
最後は狙った悪玉をヘリから突き落としイギリスに帰還。
国家安全保障局はMI6をMI5に吸収しようと画策中で、「00」ナンバーを廃止する意向。
メキシコの一件は亡きMの最後の指令だったことをマネーペニーに明かします。
イタリアに飛びメキシコで殺した悪玉の葬儀に参列し、未亡人のモニカ・ベルッチとイイ仲に。
犯罪組織の一員だった悪玉の後継者選び会議のことを聞き潜入。
その組織の最高幹部はなんと、ボンドの育ての親の息子で義理の兄だったのでした。
ボンドの潜入を知っていた組織はそのままボンドを殺そうと、ローマ市内でカーチェイス。
振り切ったボンドは組織のターゲットとなっているミスターホワイトの元へ。
すでに毒に侵されていたホワイトは娘の保護と引き換えに情報を教え短銃自殺。
メキシコでの悪者から奪った指輪を解析すると、かつての敵だった人間たちの名が現れ、彼らも犯罪組織の一員であったことが判明します。
ホワイトの娘はアルプス山中で医師として身を隠すように働いていました。
ボンドを嫌い、悪者たちに拉致されますが、ボンドが救出。
犯罪組織は『スペクター』という名であること、モロッコの砂漠に拠点があることを知ったボンドは当然乗り込みます。
ある国際会議で『ナインアイズ』という各国の諜報機関の情報をとりまとめる組織の設立が可決。
MI6は72時間後に消滅することが決定。
これは国家安全保障局のCの策略でもありました。
72時間以内にCの策略を止め義理の兄を殺すという究極のミッションが始まります。
義理の兄と対峙したボンドは、父の気持ちを奪われた憎しみから、ボンドを執拗に狙い、多くの敵を仕向け、最愛の女性を殺したこと、諜報機関の設立もCも仲間であることを知らされます。
囚われ拷問に遭うボンドですが、細工した腕時計とホワイトの娘の機転で脱出、アジトを爆破、上司のCを逮捕します。
しかし犯罪組織はボンドを急襲し誘拐され、そこには義理の兄の姿が。
建物が3分で爆破され、ホワイトの娘も別のフロアで拉致されていることを知らされます。
一方、『ナインアイズ』の設立を止めようとするMたちはプログラムを停止させたところでCに襲われますが、Cはビルの外に転落し絶命。
ボンドは崩壊していく建物からホワイトの娘を救出し、ヘリで逃げる義理の兄を撃ち、テムズ川に墜落させ、ついに逮捕となります。
ホワイトの娘を乗せアストンマーチンを駆り、ロンドンの街の中に消えていきエンディング。
もう、なんだか凄すぎて。。。
たしかにクレイグ版ボンドの集大成です。
1作目の『カジノロワイヤル』で最愛の女性が殺され、「00」として生きることを決意するボンド。
2作目の『慰めの報酬』ではその復讐心だけが活力だったものの、同様に復讐に燃える女を見て、復讐の果てには喪失しかないことに気付きます。
3作目『スカイフォール』では出生の秘密が明らかになり、Mが死んでしまいます。
そして今回の『スペクター』では、それら全ての出来事が一本の糸で繋がります。
たったひとつ、残念というか、惜しいなあと思ったのは、モニカ・ベルッチがけっこうなおばさんになっていたこと。
御年50歳ですから当然といえば当然ですが、あの美女も老いには勝てないなぁ、と。
クレイグ版ボンド、ホントに終わりなんですかねぇ。
義理の兄が脱獄してさらに復讐、なんて展開も考えられなくもないんですけど。
再度、1作目から見なおしてみたくなるクレイグ版ボンド『007/スペクター』でした。
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