Q-ZONE隔離地区のあらすじネタバレ感想
映画『Q-ZONE:隔離地区』を録画鑑賞しました。
あらすじは、爆発事故によって隔離地区が作られ、隔離の理由を語らない政府に対し、真相を暴こうとする人たちを描いた作品です。
とある近未来の、とある大きな都市で、人が賑わう大晦日のクラブハウスで爆発事故が発生。
政府は高濃度の有毒ガスを理由に、13平方キロに渡るエリアを完全隔離。
高い柵で囲い、エリア内の建物は全てビニールシートで覆われ、軍隊が物々しい警備で封鎖するという厳重さ。
主人公のカメラマン女性は、エリア周辺の撮影を続けるうち、人が突然、自傷行為を行ったり、凶暴になったりするという
奇妙な事件に遭遇していきます。
彼氏で政府の内務省に勤務する青年は、有毒ガスで隔離地区が危険であるという政府発表を信じきっており、彼女の奇妙な事件にも興味を示しません。
また、酒とドラッグ漬けで情報屋にたかるおちぶれた刑事は、娘を爆発事故で亡くしていました。
あるとき、カメラマン女性は写真を見返すうちに、人格が変わってしまった人の背後に、奇妙な黒い影が写っていることを見つけます。
当初はまったく興味を示さなかった彼氏を説得、彼氏は単独で隔離地区に調査に向かいます。
刑事は単独で捜査を続け、ギャングの下っ端が爆発事故に関わったことを見つけ、ギャングの親分に迫ります。
一方で隔離する真相を隠そうとする政府筋のお偉さんは、ことごとく真相究明に関わる人間を遠ざけようとします。
隔離地区の中枢に軍隊を向かわせますが、その全員が帰還することはありません。
刑事は無実の罪で逮捕されてしまい、真相究明を女性カメラマンに託します。
政府側だった彼氏を追って隔離地区に潜入し、そこで隔離地区に隠れ住んでいた住人たちと遭遇します。
毒ガスなんてものはなく、政府は自分たちを抹殺しようと訴えられます。
彼氏とも再会でき、住人たちと隔離地区を出て、政府が真相を隠していることを公表しようと試みますが、あえなく捕まってしまいます。
目を覚ました女性カメラマンはベッドに縛り付けられており、政府筋のお偉いさんが「隔離地区で見たものを全て話してもらう」と。
彼氏は精神病棟に入れ、住人たちは毒の影響で亡くなった、と。
キミがここにいることは誰も知らない、と告げられます。
隔離地区の外では政府が記者会見を行っており、略奪を目的とした隔離地区への侵入者を全員捕らえた、と発表しています。
ベッド上で叫び声をあげる女性カメラマン、落とされていく照明、でエンディング。
これはヒドイ映画です。
ホントにヒドイ 笑。
黒い影の正体も、ナゼ政府が隠蔽するのかも、まったく明かされること無く映画は終わります。
何らかの理由を示唆するような描写もないので、全くのブツ切りで、全く救いのない映画となっています。
見始めの頃は、とある近未来のとある大都市という情景と、オレンジがかった画面がミステリアスで、けっこう引き込まれてしまったのですが、良かったのはそこまで。
映像やCGのセンスはけっこうイイと思ったのに。
ホラーともいえず、一応スリラー系に属すると思うのですが、制作陣は結局一体何が言いたいのか、何を訴えたいのかが全くわからない映画です。
ホント、なんでこんな映画を製作したのかさっぱりわかりません 笑。
『Q-ZONE:隔離地区』、駄作とはこういう映画だ、という作品を見たいときにゼッタイおすすめの映画です 笑。
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