ナイトマネジャーのあらすじネタバレ感想
イギリスのドラマ『ナイト・マネジャー』全8話を鑑賞しました。
マネージャーでもマネージャでもなく、ナイト・マネジャーです 笑。
原題もそのままThe Night Managerです。
2016年ゴールデングローブ賞の主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞を受賞している作品とのこと。
ブロマイド写真『ナイト・マネジャー』
エジプトのカイロの一流ホテルで夜間支配人として勤めることになったジョナサン。
カイロはアラブの春(エジプト革命)で盛り上がる真っ最中。
スイートルームの女性と親しくなり、あるリストのコピーをお願いされるものの、それは武器取引の詳細なリストでした。
しかも武器取引の相手は、イギリスの超巨大企業。
その女性は地元マフィアのリーダーの愛人でしたが、いつしかジョナサンと愛し合う関係に。
ジョナサンは武器取引リストを大使館の友人経由で、イギリスの諜報機関のひとつであるIEA(国際執行機関)に送付。
しかし超巨大企業のCEOであるローパーの知る所となり、地元マフィアと取引中止、リストの出所を疑われ、愛人女性は殺されてしまいます。
彼女を逃がすことができず、マフィアとローパーに殺されたと考えるジョナサン。
数年後、彼はスイスの一流ホテルで夜間支配人として勤務していましたが、ある日ローパーが手下たちを従えて宿泊に。
彼が彼女が死ぬ一因であったことから、再びIEAにコンタクト。
IEAは予算が削られる一方の、超貧乏組織ですが、組織長のアンジェラはローパー一味を捕まえることに執念を燃やしており、ジョナサンと会って、彼に組織への潜入捜査を持ちかけ、ジョナサンは了承します。
アンジェラは以前バグダッドでローパーが売ったサリンで大勢の住人が死んだときに現場に居合わせていたのでした。
彼は半年ほど時間をかけ、アウトローしての経歴を実際に作り上げ、スペインのマヨルカ島にあるローパーの別荘地に。
そこで工作員を使ってローパーの息子を誘拐、料理店のコックだったジョナサンが救出する、という流れで組織に入りこみます。
組織の一員がジョナサンを疑ったり、彼の過去を探ったり、ジョナサンとアンジェラが人混みで情報のやりとりしたり。
さらにIEAの動きを察知したMI6は、国が誇る大企業だから、という理由でローパーの捜査(潜入とは知らない)をやめさせようとしたり。
ローパーの愛人と親密になり、彼女がローパーを調べていたことも発覚。
彼女はロシアに母親と子供を置いてきて愛人となっていますが、ローパーに隠していたものの、当然彼は知っていました。
ローパーを疑い、ジョナサンに惹かれ、彼の素性に興味を抱くように。
IEAのアンジェラはローパーの弁護士を引き入れることに成功するも、バレて彼は殺されます。
武器取引のためトルコに渡ったローパーやジョナサンは、新弁護士を脅迫とカネで仲間入りさせ、武器輸送の書類を作成。
愛人とジョナサンの電話会話がIEAの知る所となり、アンジェラは潜入捜査中止を指示するも、後戻りできない、とジョナサン。
ジョナサンがIEAに送った武器リストがローパーまで戻ってきて、組織内にスパイがいることを確信。
シリアで人道支援活動を行いつつ、武器輸送を進めるローパーたち。
夜には武器の買い手が合流し、町ひとつ焼き払ってナパーム弾、戦車、ミサイルといった武器のお披露目会が。
夜遅く、愛人に自分の正体を明かすジョナサン。
街まで出て潜入報告の帰り、彼を疑っていた組織の一員にバレてしまいますが、彼を殺し、彼がスパイだったと皆に伝え難を逃れます。
ジョナサンは輸送車のナンバーをアンジェラに送り、アンジェラはアメリカ国務省の友人を説得し、アメリカ軍に検問を実施させます。
しかし武器は見つからず。
アメリカ国務省の友人は、ジョナサンが敵に寝返ったのでは、と疑いを持つように。
さらにMI6や外務省は、今回の大失態から、情報源を明かすようアンジェラを尋問。
アンジェラは政府内にスパイがいると考えていたため決して口を割らず。
IEA事務所に戻ると、政府から閉鎖の通知でもぬけの殻に。
ジョナサンやローパーはエジプトのカイロに移動し、地元マフィアと顔合わせ。
宿泊するホテルはジョナサンが夜間支配人を務めていたホテルです。
ジョナサンはアンジェラに電話して、状況を知らせ、アンジェラとカイロのホテルで合流。
ローパーたち、地元マフィアたちでカジノに興じる間、アンジェラは客室金庫を開け秘密書類を入手。
手下に見つかりそうになるもアメリカの友人の機転で難を逃れます。
カジノでジョナサンは地元マフィアのリーダーにクスリを入れ泥酔させ、彼を送り届けるといって、彼の自宅プールで溺死させます。
その足で取引武器の保管庫である施設に向かい、爆弾を仕掛け、さらに取引口座をゼロに。
その頃、愛人が金庫の暗証番号を知らせたことがバレ、彼女は拷問に。
金庫にあった書類はIEAに送られ、MI6には見逃す代わりに捜査妨害しないよう脅します。
ローパーはジョナサンをスパイとして拘束、愛人の命と天秤に、取引完了させるよう脅されます。
ホテルではアンジェラが愛人を救出。
ジョナサンは仕掛けた爆弾を爆発させます。
返金を迫る買い手ですがジョナサンがカラにしたので口座に金はありません。
買い手に逆ギレするローパー、黙って帰る買い手。
ジョナサンはローパーに、愛人を助ければ金を返す、と。
ホテルに戻るとアンジェラが愛人を救ったあとでした。
地元警察に逮捕されるローパー一味ですが、明日には釈放されると余裕のローパー。
しかし彼の乗る護送車は買い手一家に渡され、身の危険を感じたローパーは、ただ喚くだけでした。
ホテルの玄関で帰国する愛人を見送るジョナサン。
ドアボーイが御用はありますか?と訊くも、何もないよ、ありがとうと応えてエンディング。
もう、最高に良いドラマでした。
アメリカドラマみたいに、続きはシーズン2で、みたいな中途半端でなく、きちんと完結してますし 笑。
元兵士でスパイもの、なのに派手なアクションなどはほぼありません。
というか、逆にキレイ過ぎる映像で、エジプト、スイス、イギリス、スペイン、トルコなど、風景映像を観ているようでもあります。
主演のトム・ヒルドストン、彼が次期ジェームス・ボンドかな、と思ってしまうような名演でした。
いや、アクションだけしないジェームス・ボンド、みたいな感じです。
共演陣もすごく良かったですし。
ただ、タイトルは『ナイト・マネジャー』じゃなくても良かった気はするんですけど 笑。
本国ではシリーズ2があるのかないのか、けっこう話題みたいです。
もし製作されるようなら必見のドラマだと思います。
コメント
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途中まで面白かったけど、コミー(?)だっけ、あそこを殺したぐらいから
「なんだかなぁ・・・」という感じ
・主人公と女の接触シーンではハラハラ(いやいやいや大丈夫かよ!!手ぇ出したらヤバいって!!!)
・書斎に忍び込むシーン(ドキドキハラハラ)
途中までスゴいワクワクドキドキハラハラだったのが、最終話になると、、、、、
う~ん、
・ジェドに金庫に戻させようとするシーン =「死ね」って言っとるようなもん。アホか
それさせんなら睡眠剤でも飲ませとけ
・疑り深くなってるローパー、そんなのがあんな金庫に資料置くかねww
・自分で送金ww =荒唐無稽 ギャグでしょ。
納得いかなかったのが誰の犠牲者も大したケガも負わず全員無事でフィナーレ。
もっと緊迫感を与えるためにはもっと危機感を与えるために死ぬ寸前のケガか銃撃戦ぐらいあってよかった
主人公に至っては無傷だし。ジェドも助かるってまるわかり演出だし。(連れて2014号室に行くわけねぇだろバカか縛れよ)
・爆発前も微妙(ドキドキもせぇへん)
パインがもっと痛めつけられてギリギリの所で生かされてるぐらいであれば面白かったかも。緊迫感なさすぎた
裏切りバレて腹一発って中学生のケンカじゃねーんだから
どんな理由で終わったかわからんけど、最終話はヒドかった
それ以前は全幅の信頼で楽しんでた
いやはや残念。今までの経緯からして最終話「こんだけ??(そんな簡単なトリック??」という感じ
あーあ、もったいねぇ終わりかただった
2あっても別に期待しない(出来ない)