豊洲市場の談合なんて氷山の一角
大揉めに揉めてる築地市場の豊洲移転問題。
盛り土問題に始まり、謎の地下室、水たまり、いつ誰が判断したのか、などなど次から次へと問題が発覚しています。
そしてついに談合疑惑まで浮上してきました。
主要3棟の工事について、落札率が99.79%~99.95%だというものです。
落札業者は3棟ともJVですが、それぞれ幹事会社は鹿島建設、大成建設、清水建設となっています。
一回目の入札が不調となり、二回目の入札で都が予定額を引き上げた途端、上記の結果です。
しかも、入札とはいえ、それぞれの工事は落札したJVのみによる単独の入札です。
毎日新聞の記事によれば、都は否定しているものの、落札のお願いを都が要請してきた、とのゼネコン側の証言があるとのこと。
これはもう官製談合ですよね。
個人的な推測ですが、ゼネコン三社で担当する棟を割り当てて、おそらく他のゼネコンはそれぞれJVに加わって仕事をもらう算段に。
それだけでも十分に談合なんですが、そこに都が加わって予定額を伝えるという愚挙。
豊洲市場問題が大きく取り上げられたので、この談合疑惑も浮上してきたのでしょう。
ということは、盛り土問題が持ち上がらなければ、談合疑惑問題も明るみになっていなかった、ということです。
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でも、実は、談合なんてホントよくあることなんです。
僕が担当するIT系だってフツーに談合しています。
多いのは、市町村単位で担当メーカーを決める場合ですね。
A市はXXメーカーが、B市はYYメーカーが担当するという内密です。
そこに地元業者が絡んできて、伝票だけ通せ、とか要求してくるわけです。
IT系では、政治家が絡むということはほぼ無いんですけど、建築土木は政治家が絡みます。
これはほぼ間違いありません。
特に自民党系の県議や市議には建設会社絡みの出身者が多いですしね。
そう考えると、今回の豊洲市場の談合疑惑も、誰かが絡んでいておかしくありません。
都議かもしれないし国会議員かもしれないし、その両方かもしれない。
勝手な推測ですけど、こういうことが暴露されるのを嫌がって、小池百合子を都知事にしたくなかったんでは、なんてね。
というわけで、この今の日本から談合を撲滅するなんて夢のまた夢。
今回の件だってマスコミが取り上げたわけで、本来なら都議会で追求されるのが本筋です。
そう考えると政治家と官僚が一番悪、ということになって、その政治家を選んだ民が悪い、といういつもの結論で終わってしまうんですね。
真面目な奴ほどバカを見る、ホント嫌な世の中です。
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