水晶の鼓動殺人分析班のあらすじネタバレ感想

wowowドラマ『水晶の鼓動 殺人分析班』全5話を見終えました。

昨年放送された『石の繭』の続編です。

前作同様、主演は木村文乃、先輩刑事役に青木崇高、上司役に渡辺いっけい、死んだ父親役に仲村トオルなど、ほぼ同じキャストとなっています。

『石の繭』のあらすじネタバレ感想はコチラ

 

あらすじは、前作後の続きで、新たな連続殺人と爆破事件の解決を目指すお話。

ボロアパートで喉を切られ部屋中が真っ赤に塗られる猟奇殺人事件が発生。

玄関には◯☓の記号が書かれていました。

捜査中、木村文乃と青木嵩高は尾行に気づき、正体を突き止めようとしますが、近くで爆破テロが発生します。

さらに、同じような手口での殺人事件も発生し、連続殺人として捜査を進めることに。

被害者がメモを使ってある人物と情報のやりとりをしていたことが判明し、◯☓記号も、英語でOX(オックス)という意味がわかります。

爆破事件では革命グループから犯行声明が出されました。

尾行した人間を追い詰めるも、手慣れた格闘術で応戦され逃走されてしまいます。

さらに、またも爆破テロが発生し現場捜索にあたりますが、2つ目の爆弾が爆発、幸いにも木村文乃は軽傷で済みます。

爆弾のことについて、前作で逮捕され死刑囚となっている犯人に面会に行くも、会えません。

尾行する犯人を逮捕すべく、警察署を挙げて囮捜査し、なんとか逮捕にこぎつけますが、実は公安部の人間でした。

爆破事件の犯行グループを追う中で、地元警察がどこまで掴んでいるのか、を知るためだった様子。

しかし公安部は口を閉ざします。

連続殺人の2人の被害者は、ともに革命グループを脱出したメンバーであることが判明。

2人目の被害者が生前に手帳を落としていて、その手帳の存在が明らかとなり、そこには3人目の脱出者の電話番号が書かれており、助けを求める3人目の隠れ家へ向かいますが、すでに刺された後でした。

家の中を捜索すると、隠れていた犯人に遭遇、木村文乃が刺されそうになりますが、青木嵩高が救出するも、逆に青木嵩高が腕を刺されてしまい、犯人は逃走。

予備班に左遷させられた木村文乃ですが、一連の資料を再読し、爆破事件が発生した建物が同じ建築事務所であることを見つけ、再び捜査班に返り咲きます。

しかし建築事務所は倒産、社長夫妻も所在不明で、元従業員で甥のデザイナーを訪問し、爆破が起きた建物はここ5年ぐらいであることを知ります。

また、事務所内に置いてあった社員の集合写真の中に、爆破現場で見た人物が写っており、また、その人物と同一の血液型が、第三の被害者の犯行現場から見つかっていて、真犯人の容疑をかけます。

しかし木村文乃は、連続殺人は続いていても、爆破事件が発生しないことに疑問を感じると、青木嵩高は殺人と爆破は交換条件だったのでは、と推測するのでした。

容疑者は革命グループの裏切り者を殺し、革命グループは容疑者が恨んでいる建築事務所と爆破する、ということです。

容疑者は先に公安部が逮捕してしまいました。

しかし取り調べて判明したのは、彼は警察にマークされるよう、知らないうちに行動を指示されていたことでした。

1人目と2人目の被害者が会っているところの目撃者が見つかり事情を聞くと、2人を見張る人物がいて、その男は点字コーナーに寄っていたということです。

デザイナー事務所を訪問した際に感じた違和感、文字がないということ、と一致し、彼は字が読めない失読症と気づく青木嵩高。

字が読めないため犯行現場の字全てを赤く染めた、という推測です。

デザイナーを追う警察ですが、彼は警察官になりすまし、命をとりとめた第三の被害者の入院先に侵入、再度彼の命を狙っていました。

木村文乃たちが駆けつけますが、目前で被害者の喉を切り裂き、逃走する犯人のデザイナー。

さらに追いかけ、追い詰めますが、彼は自分の喉を切るのでした。

一命をとりとめたものの、話せなくなる犯人。

読めない、話せない状態に。

心を閉ざす犯人でしたが、木村文乃の訴えかける説得に、コップを割ってヒントを与えます。

それまで爆弾が設置されていたのは特徴的な置台だったのですが、爆破の対象建物はすべてガラスに特徴ある建物でした。

さらに、次の爆破は、ガラスの建物ではなく、ガラス彫刻が置かれている駅ということが判明し、駅に急行、一般客を避難させます。

駅内広場の彫刻の足元から時限爆弾が、さらに地下ホームの彫刻足元にも、そして、線路脇にも大量の爆薬が発見されます。

大量爆薬周辺には可燃性ガスのパイプラインなどもあり、大きな被害が想定されます。

爆破処理班も手を付けられず、死刑囚の爆弾魔から解除方法を教わることに。

死刑囚は電話相手に木村文乃を指名、解除作業を指示していきます。

最後のコネクタを外すとき、死刑囚は白いコネクタを外せ、と、捜査現場からは見つかった説明書に赤のコネクタを外せとの記載が、との報告。

2分の1、どちらを信じるのか、絶叫しながら切った線は、死刑囚の言う白で、しかもそちらが正解でした。

その後、革命グループは公安部が捜査、連続殺人は捜査終了となります。

木村文乃がいつもコンビニで買うのをためらっていたプリンが大量に捜査班からプレゼントされ、青木嵩高の提案ということを聞き、エンディング。


水晶の鼓動 警視庁殺人分析班 (講談社文庫)

かなり面白かったです。

一作目よりも見入ってしまいました。

テンポがより良くなった、という感じでしょうか。

ただ、その代わりなのかはわかりませんが、青木嵩高が気づく爆破と殺人の交換とか失読症とか、その辺りはもう少しひねりが欲しかったところです。

それと、最終話の地下鉄の線路のシーン、ばればれのCGだったのも残念です。

と、何かと惜しいところを書いてしまいましたが、ホント、楽しく見られたwowowドラマです。

どうやら原作本はすでに8作目まで刊行されています。

個人的には、できれば同じ出演者でのシリーズ化に期待したいところです。

この作品『水晶の鼓動 殺人分析班』のDVDは2017年3月にリリースされるそうです。

少しでも早く見たい方は、ぜひwowowに加入しましょう 笑



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