フローズングラウンドのあらすじネタバレ感想

映画『フローズン・グラウンド』を鑑賞しました。

主演の刑事役にニコラス・ケイジ、犯人役にジョン・キューザック、被害者女性の一人としてヴァネッサ・ハジェンズ。


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フローズン・グラウンドのあらすじネタバレ

あらすじは、1980年代にアラスカで発覚した連続殺人事件のお話。

アラスカで、監禁されていたとと言う女性、ヴァネッサ・ハジェンズが逃走し町警察で保護されます。

ヴァネッサはジョン・キューザックの名を告げ、彼にレイプされ殺されそうになったと話しますが、警官たちは彼女を娼婦という理由から、まともに取り合いませんでした。

しかもジョン・キューザックはパン焼きとして妻子もおり、善良な市民と思われていました。

その頃、郊外で女性の猟奇殺人と思われる変死体が発見されます。

州警察の刑事ニコラス・ケイジは間もなく転職する身ですが、担当に。

町警察の良心ある警官が、州警察にヴァネッサの事件とジョン・キューザックの資料をこっそり州警察に送ります。

資料を受け取ったニコケイはヴァネッサから事情を聞きます。

詳細な供述を涙を浮かべながら語るヴァネッサを信じようとするニコケイ。

犯人のジョン・キューザックはヴァネッサ逃走後も犯行を続け、女性を監禁して、自家用セスナで森に連れて行き、銃殺。

その被害女性の姉から捜索願いを受けたニコケイは、被害女性と同じ腕輪を姉から預かります。

ヴァネッサは帰るアテも無いためニコケイ宅に住まわせようとしますが、妻の猛反対にあい、ヴァネッサは飛び出し、夜の街へ逆戻り。

場末のダンサーとなったヴァネッサはヤクに手を染め、中毒に。

ニコケイはジョンを見張るも、気づいたジョンは自分の子供たちを連れセスナに乗って森まで飛び、殺人の証拠を隠します。

ある夜、街で女を探していたジョンはヴァネッサを発見し、彼女を追います。

ヴァネッサが過剰摂取で病院に運ばれ、見舞うニコケイ。

退院すると、何者かが自分を追っていることに気づくヴァネッサ。

ヒモだった男に助けを求め一緒に街を離れようとしますが、そのヒモは背負っていた借金を理由に、彼女を差し出すようギャングに脅されていました。

ヒモだった男はギャングに射殺され、その間に逃走したヴァネッサはニコケイに連絡し、救出。

ニコケイは令状を無理やり取得し、ジョンを逮捕、ジョン宅を家宅捜査しますが、森に隠したため全く証拠が見つからず。

釈放まで時間切れ間近、マーキングされた地図を発見し、そのいくつかは遺体発見現場と一致。

被害女性と同じ腕輪をジョンに突きつけると、ジョンは証拠が見つかったと思い込み、狼狽。

それまで冷静沈着で弁護士も同席していました。

ここでヴァネッサを登場させます。

するとジョンは「あのとき殺しておけばよかった」と叫んでしまうのでした。

その後の取調で17件の殺人と30件のレイプで有罪となったジョン。

アラスカは死刑制度が無く、禁錮461年と終身刑が言い渡されました。

ニコケイは転職を辞め、州警察で昇進し引退。

ヴァネッサは別の州で結婚し、3人の子持ちの母に。

現在もなお発見されていない遺体もあり捜索中。

犠牲者の方たちの写真が流れてエンディング。

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フローズン・グラウンドの感想

暗くて、重い映画でした。

フツーであれば「誰が犯人かわからない」という流れですが、この映画ではジョン・キューザックが犯人役として、じわじわ追い詰められていく展開です。

ちょっと調べてみたみたのですが、実際の犯人は75歳で獄中死でした。

んー、死刑制度って賛否両論ありますけど、被害者感情を思えば、どうなんでしょうね。

75歳で獄中死って、ちゃんと罰を与え、反省させることに成功したのかなぁ。

とはいえ、町警察の愚かさは死刑制度以上に大問題ですね。

『フローズン・グラウンド』、なんというか、実話だっただけに、苦虫を噛み潰したような後味の悪さが残る映画でした。


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