佐藤琢磨インディ500初優勝とインディカーの思い出
佐藤琢磨がインディ500を優勝しました!!!
最後の数週は見ている側としても、ハラハラドキドキでした。
僕が初めてインディ500を視聴したのは90年台前半です。
ヒロ松下とか松田秀士が参戦しており、当時はTBSが中継していました。
F1を視聴していた僕は、たしかF1モナコGPとザッピングしながら視聴していた記憶があります。
アメリカンモータスポーツの最高峰と言われていたインディ500ですが、当時はまだ、F1のほうが格上、と思っていたものです。
その後、日本でもインディカーのレースが開催されるようになり、毎年のようにツインリンクもてぎへ観戦に足を運びました。
一時はインディ内のごたごたでCARTと呼ばれた時代もありました。
初観戦の年。
知らないドライバーからサインを貰うことができました。
サイン貰った後で調べたら、エリオ・カストロネベスでした。
CART参戦2年目、ホーガンレーシングというチームに所属していて、サインを貰った影響で、彼を中心にレースを観戦し、その後も陰ながら応援していました。
その翌年から名門ペンスキーに移籍し、それからの活躍は凄まじいものでした。
インディ500も3回優勝し、ネベスはインディ界を代表するドライバーに成長しました。
そして今年のインディ500。
なんと、最後の数週は佐藤琢磨とエリオ・カストロネベスのバトル。
5年前の2012年、残り1周で2位だった佐藤琢磨は果敢に勝負を挑み、美人女優アシュレイ・ジャッドを妻に持っていたナイスガイ、ダリオ・フランキッティのイン側に飛び込むもスリップしてリタイアという、日本人のインディ初制覇に一番近づいた瞬間がありました。
そのときの記憶もあるし、そのときと同じ状況だけは避けてほしいし、でも優勝してほしいし、エリオと二人で接触するのは最悪だし、と応援しつつも安全を願う複雑な感情でした。
何度か後ろから仕掛けるも百戦錬磨のネベスはそう簡単に前を譲りません。
そして何度目かの仕掛けの残り5周、ついに佐藤琢磨が先頭に躍り出ます。
そこからは「ネベス来ないでくれ」と願う僕。
最後の最後、チェッカーフラッグが振られるまで気を抜けませんでした。
そして、ネベスの追撃を振り切って、ついに佐藤琢磨がインディ500で日本人初優勝を成し遂げました。
日本時間で早朝でしたけど、歓喜の声をあげてしまいました。
この日のレースはポールポジションだったスコット・ディクソンが宙を舞う大クラッシュ、奇跡的に無事だったこと。
集団前方をキープしていて、一時は先頭を走った佐藤琢磨が、中盤には20位ぐらいまで落ちたこと。
F1レーサーのフェルナンド・アロンソがモナコGPを蹴ってまでインディ500に参戦、かなり見どころ満載なレースを見せてくれたこと。
そのアロンソも含めて、終盤にはホンダエンジンが相次ぐトラブルでリタイアがあり、佐藤琢磨にも不安があったこと。
そして感動の初優勝、とホントに見どころ満載なレースでした。
伝統のレース、インディ500も、まだシーズン序盤です。
今後、佐藤琢磨がインディ界を引っ張っていくようなドライバーにさらに成長してほしいものです。
とにかく、初優勝おめでとうございます!!!
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