3.11東日本大震災の義援金募金活動の思い出
3.11東日本大震災を受け、3月27日(日)に募金活動を実施しました。
プロスポーツチームとタイアップして行われた募金活動には、プロスポーツチームの選手も一緒に募金を呼びかけました。
僕が配属されたのは県北方面、田舎の大型ショッピングセンターでした。
当初は出入口の外側で活動していたのですが、雪がチラチラする寒さ。
ショッピングセンターの担当の方が気を遣って頂き、屋内で活動できることに。
人生初の募金活動です。
様々な人間模様を垣間見ることができました。
子供が「ママ、募金しよう、募金したい」と懇願しても「そんなのいいの!」と無視する高級ブランドに身を包んだ金持ちそうな若いお母さん。
なんとなくですが、ちょっと金持ち風な感じの、特に女性が、見て見ぬふりが多かったように思います。
一方で、決して身なりの良くない脚の悪いお婆ちゃんなどは「ご苦労様です」と言って震える手で募金箱にお金を入れてくれました。
さらに、小学校低学年と思われる5~6人の子どもたちは、一旦家に戻って、なけなしの貯金を持ってきてくれました。
特に印象深かったのが、突然一万円を募金してくれようとした40代のお母さん。
正直、そんな大金は期待していませんし、心苦しいという思いにもなりました。
「いえいえ、お気持ちだけで結構ですから」と僕が言うと、そのお母さんは「親戚が津波で家を流されたけど、何もできないから、これをお役立てください」と涙を流しながら募金してくださいました。
頂く僕も涙を堪えながら「ありがとうございます。しっかり役立てます」と返答するのが精一杯でした。
今思い出しながらこれを書いていても、涙が出てきてしまいます。
朝10時から15時までの5時間。
全県域で行われた募金活動とチャリティオークションの総額は約635万円。
翌日、日本赤十字社に寄付されました。
本当に役立たてられていることを願うばかりです。
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