賢者の愛のあらすじネタバレ感想

wowowドラマ『賢者の愛』全4話を見終えました。

山田詠美の原作なんですが、中山美穂が主演ということと、ちょっとした濡れ場も出てくるというのでwowowが宣伝に力を入れた作品です。

 

あらすじは、復讐のために親友の息子を20年掛けて調教するというお話。

中学時代に引っ越してきた中山美穂、隣宅には高岡早紀が住んでいました。

すぐに仲良くなる2人でしたが、事あるごとに高岡早紀は中山美穂のものを欲しがるようになります。

最初は人形などでしたが、そのうちに段々とエスカレート。

中山美穂の父は編集者でしたが、居候していた小説家の玉子、田辺誠一に恋心を抱きます。

しかし、それを知った高岡早紀は、自分を抱くよう田辺誠一に迫り、妊娠、結婚することに。

不遇な家庭で育った高岡早紀は、中山美穂の優しい父である榎木孝明も父親として欲っし、ある夜、雷雨がコワイと抱きつき、高岡早紀の太ももを撫でる榎木孝明の姿を中山美穂は目撃。

その一週間後、榎木孝明は首吊り自殺したのでした。

高岡早紀と田辺誠一の間に産まれた子の名付け親となった中山美穂は、谷崎潤一郎の『痴人の愛』をモチーフとした、壮大な復讐を思いつき、実行にうつします。

それは、その息子を調教する、というものでした。

20年経って、その調教は順調に進み、中山美穂はついに高岡早紀の息子を抱いたことで、息子はは完全に中山美穂の虜に。

しかし同時に、あろうことか、中山美穂自身もその息子を愛してしまうのでした。

息子が調教されていることは昔から感づいていた田辺誠一は、中山美穂にもう辞めるよう諭しますが受け入れられず。

息子とは殴り合いにまで発展しますが、息子も話を聞かず。

そんな中、夫の田辺誠一が中山美穂と浮気しているのではと勘繰った高岡早紀は、興信所に調査依頼しており、息子と中山美穂がデキていた、ということを知ってしまいます。

中山美穂のものは全部欲しい、という衝動から、寝ている息子にアイスピックを突き刺そうとする高岡早紀。

高岡早紀は中山美穂と二人で出かけ、息子の話を切り出すと、中山美穂から「昔から大嫌いだった」と言われ取り乱し「アナタになりたかった」と叫ぶのでした。

帰宅した高岡早紀は旦那と子供を呼んで家族で夕食を食べようと誘いますが、息子は中山美穂のもとへ行き、旦那と二人。

翌日から出張という田辺誠一。

そしてその翌日の夜、高岡早紀から中山美穂に電話が。

「出張先で旦那が倒れた」という内容で、慌てて中山美穂のクルマで出張先に向います。

高岡早紀はひと気のない道に誘導し「あなたの人生を頂戴」といって、無理やりハンドルを切り、木に激突、中山美穂の腕がダラリと下がるのでした。

一年後、高岡早紀は事故で死んだものの、中山美穂は目は開いてるものの植物人間状態に。

そばには調教した息子がかいがいしく世話をしています。

彼女を浜辺に置いて海で泳ぐ息子、中山美穂の口が何かを呟いてエンディング。

 

作品の原作よりも、モチーフとなったコチラのが気になる


はっきり言って、全然おもしろくありませんでした。

 

たしかに、中山美穂の濡れ場だけが見どころだったのかもしれません。

そして、残念なことに「劣化した」中山美穂は、画面映えで圧倒的に高岡早紀に負けていました。

劣化した中山美穂のアップはけっこうキツイものがありますが、高岡早紀や中学生時代を演じた女のコたちのおかげで何とかフォローしていた、という感じでしょうか。

日本が舞台の話ですが、なんとなく南仏風な感じがするのは、中山美穂向けに製作したからなんですかね。

それと、ちょっとしたことなんですが、宇都宮インターに向かう途中で高岡早紀が鹿沼インターで降りるよう誘導するシーン。

全然東北道ではなく、首都高を走ってました 笑。

そういうちょっとした所、こだわってほしいものです。

『賢者の愛』、映画『サヨナライツカ』と同じ試みで同じ過ちを繰り返したな、というのが率直な感想です。


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コメント

    • 2016年 9月 12日 4:56pm

    ただの中山美穂さんのアンチじゃないですか。
    高岡さきさんのファンですか(笑)だから中山さんに文句タラタラなんでしょうか。

    他見た方は中山美穂さんは好評でした。綺麗という声も男女問わず多かったです。
    こんな小学生のような幼稚な日記のような文章で悪口を書いてどや顔って恥ずかしいですね。
    あなたみたいな人には勿体無いドラマです。

      • wpmaster
      • 2016年 9月 13日 5:37pm

      あさん。
      わざわざ時間を割いて貴重なコメントを頂きありがとうございます。

      僕は決してアンチ中山美穂ではなく、中山美穂で育ってきた世代です。
      『毎度おさわがせします』からずっと。
      アイドル時代に始まり、女優としての作品もファンの一人としてすっと見続けてきました。

      それ故、「昔はカワイかったのになぁ」という気持ちが先走っていたのだと思います。

      不快に思われたら大変申し訳ございません。
      なお、決して「どや顔」になどなっておりませんのでご承知置きください。

      今後ともよろしくどうぞお願い致します。

    • 2016年 10月 29日 3:33am

    ていうか、書いている奴って何者?
    ただの批判家やんか。劣化しているだの、高岡に負けているだの、全然ストーリーを見てないんか。
    こんなみっともない感想書いて恥ずかしくないのか?

    • レンタルで見ました
    • 2017年 8月 31日 11:24am

    ふとした場面を切り取った(劇中のシーンをエンディングで部分的に使っていた)
    中山美穂はステキでしたが、確かにスタイルも若さも高岡早紀より
    劣っている様に感じました。内容もツッコミ所が多かったですね。

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