TBS『アルジャーノンに花束を』がヒドすぎる
ジャニーズタレントとEXILEやAKBグループが出演している番組は一切観ないようにしている僕です。
小説の『アルジャーノンに花束を』は、「本を読んでいる最中に涙した」数少ない作品のひとつです。
そんなワケで個人的な掟を破って、TBSで始まったドラマ『アルジャーノンに花束を』をこっそり観てみました。
なんだこりゃ!?というのが第一印象。
ホント、「学芸会」とか「お遊戯会」でした。
というわけで、気分を害するだけなので、もう観ません。
主人公の知的障害者を演じる山下智久は、収録前に施設を訪れたそうですが、そんなことは役作りのためには当然のことです。
それを美談のように語ったりするところもキライです。
というか、ジャニーズタレント、イケメンというだけの若手の大根役者、世界的に有名な原作を語った作品にすれば視聴率は取れるだろ、という浅はかな考えのテレビ局。
これが最も腹立たしい。
こういったネガティブ意見をネットで公言することは望ましくないことは重々承知ですけど、言わずにはいられません。
『ダラスバイヤーズクラブ』で21kg減量してエイズ患者を演じ、アカデミー賞を受賞したマシュー・マコノヒー。
『博士と彼女のセオリー』でALS(筋萎縮性側索硬化症)となった学者を演じ、おなじくアカデミー賞を受賞したエディ・レッドメイン。
もちろん彼らと同等の演技や役作りを期待していませんが、せめて爪の垢を煎じて飲めと言いたくもなります。
山下智久の演技は、健康すぎる青年が趣味の単なる「幼児プレイ」を演じているだけ 笑。
世の中には思い入れのある作品を大事にしている人がいることを強く理解してほしいと思います。
だって、これが高倉健の半生記だったら、演者もスタッフも簡単にOK出さないですよね?
高倉健を愛する人が多くいるように、個々の小説を愛する人も沢山いるのに、平気でその人達を土足で踏みにじるような醜悪な作品に仕上げる意図が全く理解不能です。
やっぱり民放ドラマというのは、特定の芸能事務所の権力と視聴率絶対主義という呪縛からは逃れられない運命なんですね。
これだからさっぱり民放ドラマというのは期待できません。
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