スリーデイズのネタバレと感想
2010年のハリウッド映画で、原題は「The Next Three Days」。
主演にラッセル・クロウ、妻役にエリザベス・バンクス。
これってフランス映画のリメイクなんですね。
ストーリーは、平凡な大学教授が殺人罪で投獄された妻の無実を信じ脱獄させる、というもの。
タイトルの由来は、綿密に脱獄計画を練った主人公だったけどわずか3日後に妻の移送が決まってしまう、ということから。
この映画、一番不思議に思ったのはリーアム・ニーソンが完全な脇役を演じていたこと。
リーアム・ニーソンは脱獄のプロとして、ラッセル・クロウに脱獄に関する指南をしてあげるんだけど、それだけ。
観ているときは「実は悪いヤツなのでは」とか「最後に助っ人として再登場か」とか思っていたんだけど、指南して終わり。
肩透かしというワケじゃないけど、ムダにドキドキ感が続いてしまった 笑。
大急ぎ、大慌てで3日以内に脱獄させないといけない、ということに。
加えて脱獄後の大金も用意しないといけない。
結局はお金目当てに殺人まで犯してしまう。
そして最後は何とか捜査の網をかいくぐり、無事にベネズエラのカラカスに逃亡成功というストーリー。
脱獄に向けての一番の伏線は、関係無い写真を破り捨てて、それを見つけた警察に逃亡先を撹乱させるところ。
ちなみに妻の脱獄には、刑務所に出入りする医療関係者のクルマに忍び込み、妻のカルテを書き換えて、病院に移されたところで脱出させるという手口。
一応、「家族愛」がテーマなんでしょうね。
それでもやっぱり悪人とはいえ、お金目当ての殺人は良くない。
また、平凡な大学教授が複数の悪人相手に拳銃ひとつで単身乗り込む、というのもちょっとムリがある感じ。
でも、警察もよくある「使えない連中」という描写ではなく、マジメに、無謀な捜査や追跡をしています。
まあ最後は攪乱作戦に見事ダマされてしまうんですけど。
ただ、妻の主張だった殺人現場で落としたボタン、をちゃんと捜索して見つけていれば、こんなことにならなかったんですが。
「CSI」だったらボタン見つけて真犯人捕まえて、というストーリーですね 笑。
しかし、ラッセル・クロウはこの作品に限らず「困り顔の大学教授」という役がハマってます。
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