ダイアナのあらすじネタバレ感想
言わずと知れたイギリスのチャールズ皇太子の妻であり、「世界のプリンセス」だったプリンス・オブ・ウェールズ、ダイアナ元皇太子妃の伝記映画です。
伝記映画といいつつも、亡くなる前の2年間に焦点を当てています。
そして、その内容も、心臓外科医との恋物語を中心に描いた内容になっています。
この映画を観ると、なぜ亡くなる時にイタリア人大富豪のドディ・アルファイド氏と一緒にいたのか、が明らかになります。
ダイアナ元皇太子妃といえば、個人的には初来日(?)したときの、白地に赤い水玉模様のワンピースの印象が強く、チャールズ皇太子の浮気によって離婚、平和維持活動に貢献するも、アルファイド氏とパリで非業の死を遂げた、というたぶん世間一般の方と同じレベルでしか知りませんでした。
映画の冒頭は、死の直前にパリのホテルを出発するシーンですが、主演のナオミ・ワッツの顔がなかなか映しだされません。
「早く観てみたい」と思わせる絶妙な演出ですね。
まあ、もったいぶったことで、ようやく顔が出た時は「ビミョー」という印象になってしまうのですが。
それでも観ていくうちに、なぜかダイアナ妃に置き換えて観てしまうこととなり、顔の違和感は無くなっていきます。
テレビのインタビューシーンなどは、かなり研究したらしく、顔の傾き、表情などホンモノとウリ二つと言っていいでしょう。
パキスタン人の心臓外科医と恋に落ち、衝突を繰り返し(といってもほとんどが男のわがまま)、果てはパキスタンまで一人赴き、大家族に溶け込もうとするダイアナ。
そのときは結婚を家族に認められたと思われますが、宗教的な理由やあまりにも有名すぎる女性ということで、一番の発言権を持つ母親から反対されます。
心臓外科医は仕事と家族をとるか、愛をとるかの選択に迫られ、結局は仕事と家族を選択します。
ダイアナは世間の注目が心臓外科医に集まらないよう、ドディ・アルファイドと交際を始めます。
有名な、船での水着ショットがありますが、映画内ではダイアナ自らパパラッチにリークしたことになっています。
心臓外科医に「電話をしてほしい」と何度もメッセージを残しますが、悩み続ける心臓外科医。
最後は、オープニングに出てきたホテルの部屋に携帯を置いて死のドライブに向かうダイアナですが、置いていった携帯に心臓外科医から電話がかかってくる、というホントかどうかわからない演出です。
原作本があって、それを映画化したということなので、どこまでがホントでどこからが演出なのかもよくわかりません。
かつらをかぶったダイアナがハンバーガーショップでデートするとか、水着シーンをパパラッチに撮影させながら「よく撮れた?」なんて電話したりとか、最後の最後に心臓外科医から電話がかかってきていたとか。
地元イギリスやアメリカでは酷評だったようです。
それでも、飾られた元皇太子妃、ではなく、ダイアナという一人の女性を描いた点ではそれなりに評価しても良いのではないでしょうか。
もし、全てが事実だったと仮定するならば、心臓外科医のメンタルの弱さと、結果的にその場限りの関係を維持したいだけなのでは、という点が気になって仕方ないのですが 笑。
コメント
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まだちょっことしか見てませんが、
映画の中の心臓外科医って、凄く自己中的に映ってしまいます。
天下のダイアナを前でも、「自分」「自分」「自分」と…
そもそも天下のダイアナを前に、母親の反対なんて、
結婚できない理由になります??
まあ、あくまでも映画の中の話で、
現実の世界では、あのパキスタン外科医は一度もダイアナのことを
口にしなかったんですね、あらゆる人がダイアナで金儲けしているのに、
この意味では現実の世界では、本物の恋は有ったかもしれません。
まあ、この映画は確かに酷評されますね。フィックションのフィックションって
感じです。ベットシーンが多く、ダイアナさんのベットシーンとなるので、
それで下衆の心理を狙っているかもしれませんね。