デッドorキルのあらすじネタバレ感想
wowowで放送された映画『デッドorキル』を鑑賞しました。
原題は『WOULD YOU RATHER』で、「どっちにする?」という映画内でよく使われる言葉です。
まあ「死ぬか殺すか」、個人的には珍しく日本語タイトルのほうがしっくりくる映画だと思います。
あらすじは、難病を患う弟の治療費のため、莫大な賞金がもらえるある財団が主催するゲームに参加する女性が主人公。
そのゲームは8人が参加して、文字通り殺すか死ぬかの選択を迫られる、というお話。
自分か隣の人、どっちを感電させる?とか、アイスピックで足を刺すのとムチ打ちにするのどっち?とか。
さらに、何が書かれているかわからないカードを引くか2分間水中で息を止めるのどっち?なんて選択では、カードには4分間息を止めるとか自分の眼球を切り裂くとか爆弾を掴んだまま爆発させるとか。
最終的に生き残ったヒロインは、もうひとりを射殺することで唯一の生き残り、勝者となって弟のもとにカネを持って帰宅したけど、弟はすでに息絶えていた、という何の救いもないストーリーです。
参加者たちは結束して逃げ出そうとするももちろん失敗に終わったり、ヒロインにゲームを紹介した医師は自責の念にかられ救出に向かうもあっさり射殺されたり。
中身も結末もとんでもなく後味悪い映画です 笑。
無理矢理にでもメッセージ性があるとすれば、他人の不幸で大金を手にしても結局自分に不幸が訪れる、みたいなことでしょうか。
ただ、参加を促される場面においては断りようが無いのも事実です。
うまい話には必ずトゲがある、という掟さえ知っていればダマされることもないのでしょうけど。
とはいえ、ホントにカネに困っている人が「ゲームに参加して勝てば大金が」なんて言われたら断るのは困難です。
悪趣味の大富豪も、何が楽しくてあんなゲームを開催するのか、いまいち理解できません。
なんとなく邦画の『LIAR GAME』とか『カイジ』みたいなノリがあるような気もしますが、ここまで悪趣味じゃないですからねぇ。
そんなわけで『デッドorキル』、人に薦めることのできない映画リストにラインクインしました 笑。
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