ユージュアルサスペクツのあらすじネタバレ感想
映画『ユージュアルサスペクツ』を鑑賞しました。
もう何回目の鑑賞でしょうか 笑。
結末を知っていても、観ているうちに一緒に騙されてしまいます。
ホント、何度観ても秀逸だなぁと思わせてくれる作品の一つです。
港で貨物船が爆発し、襲撃した一人が射殺されるシーンから始まります。
船員の1人は全身大ヤケドで搬送、もう1人の生き残りはケビン・スペイシーで、彼だけ無傷でした。
警察署で尋問を受けるケビンス・ペイシー。
ここからはケビンスペイシーの告白、となります。
6週間前に遡り、トラック襲撃の銃強奪事件の容疑者として警察は計5人を拘束するも、その中の元汚職警官の弁護士彼女が釈放に奔走し、5人とも釈放。
帰りがけに5人は意気投合し、犯罪に加担しているパトカーを襲撃、密輸の宝石を強奪。
その宝石をロスのギャングに売り、そこで宝石商強盗の依頼をしぶしぶ受けることに。
実行のとき、誤って宝石商もボディガードも全員射殺してしまう5人組。
さらに、宝石と聞いていたブツは、コカインでした。
ロスのギャングに詰め寄るものの、彼に仕事を依頼したのは伝説の悪党カイザー・ソゼで、ロスのギャングも断れなかった、という事情でした。
そんな5人の前にカイザーソゼの弁護士コバヤシが現れ、同時に拘束された時点からすべてはソゼの計画だったことを伝えられ、5人全員が昔からソゼの監視下であったことを明かされます。
彼らは以前、それぞれソゼの積み荷を強奪する事件を起こしていました。
コバヤシは、商売敵が密輸のコカインを積んだ貨物船を爆破するよう指示します。
嫌がって1人が逃走するも射殺体で発見され、彼らは弁護士もソゼも殺す計画を立てますが、彼の弁護士事務所には元汚職警官の弁護彼女がいて、さらに他のメンバーの肉親たちも手中にあると告げられ、結局残った4人は指示を遂行することに。
そして襲撃に。
ケビンスペイシーは左半身マヒの身のため、元汚職警官から「金だけ奪って逃げろ」と告げられ、三人が貨物船を襲撃、撃ち合い、殺し合いに。
突入して生き残った2人ですが、コカインは見当たらず、船が爆発。
ケビンスペイシーは物陰からカイザーソゼを見ており、彼が元汚職警官を射殺するのを目撃していた、と証言しました。
聞き手だった刑事はここまで聞いて、元汚職警官が同様の手口で姿をくらませた過去から、彼こそカイザーソゼだと結論付けます。
一方、大やけどで搬送された船員がカイザーソゼの似顔絵作りに協力しており、完成した似顔絵がFAXされます。
釈放されるケビン・スペイシー。
尋問した刑事は部屋に戻り、壁の貼られた捜査資料を見渡し、重大な事実に気づきます。
ケビンスペイシーの語りに出ていた単語は、すべて壁の資料に記載されていた単語でした。
ちなみにコバヤシとはコーヒーカップのメーカー名。
FAXで届いた似顔絵はケビンスペイシー。
彼は大慌てで外に向かい、ケビンスペイシーを探します。
ケビンスペイシーはそれまで半身不随で歩いていたものの、歩を進めながら健常の歩き方に代わり、動かないはずの左手でライターに火をつけタバコをふかし、迎えにきたコバヤシのクルマに乗り込むのでした。
途方に暮れる刑事は、彼こそカイザーソゼであることを悟り、悔しがってエンディング。
いやぁ、ホントに何度観ても、騙されてしまいます。
でも、何度見ても「どこまでがウソの供述で、どれが実際のホントの事なのか」はわかりません。
全てはカイザーソゼのみ知っている、ということです。
この映画を観て以来、ケビンスペイシーが出演する映画は、彼こそ黒幕だ、と勝手に決めつけてしまう悪癖に陥りました 笑。
こういう映画はちょっとでも間違うととんでもないB級作品になってしまうんですけど、そこが『ユージュアルサスペクツ』の完成度の高さといったところでしょうか。
これからさらに何回見ることになるかわかりませんが、結局謎は謎のまま、毎回騙されながら観ることになるでしょう。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。