レベル15のあらすじネタバレ感想
イギリスの映画『レベル15』を録画鑑賞しました。
「クリスマスイブに首相の娘がテロリストに拉致され、地下15階の要塞へ救出に向かう特殊部隊」
どこかで聞いたことのあるストーリーですが、ジョン・マクレーンが登場する映画ではありません。
ただ、DVDのジャケットに堂々と『ザ・レイド』と『ダイハード』なんて記載しているので、作り手は「両方のイイトコ取りで作ったぜ」と思っているのでしょう 笑。
82分と短い時間なので、それほど期待せず見始めました。
SASの隊員たちは妻や恋人を呼び合って、クリスマスパーティを開いていました。
主人公が恋人にプロポーズしようとした瞬間、緊急呼び出しの連絡が。
ある武装集団がクラブを襲撃し、多くの人を殺し、大爆破を起こし、多くの人質をとって、オフィスビルの地下駐車場15階まで潜っていきます。
SAS部隊は地下駐車場に潜入するも、撃ったり撃たれたりで次々と絶命していきます。
人質の中には首相の娘が。
武装集団は政治思想を掲げており、当初は政治的な意味合いでのテロと見せかけていましたが、実際は金が目的でした。
首相の金を引き出すため、娘からパスワードを聞き出すことが目的でした。
クラブで一緒に遊んでいた仲間が目の前で殺されるため、パスワードを教えてしまう娘。
一方、10人ぐらいで突入してきたSASは残り2人に。
オンラインで送金を確認した主犯は地下の古い通路を使って、用意していた警官の制服に着替え、地上に。
ビルの隣のカフェは警察の動きを間近で見るための、テロの一味が経営している店でした。
その店にたどり着く主犯。
捜査の指揮を執る元SASの刑事を撃って、用意していたヘリポートに向かいます。
残り1人となったSAS、主人公ですね、が辛くもヘリに乗り込もうとする主犯を捕らえますが、反撃に遭い、死を覚悟します。
しかし、そこで首相の娘が登場、主犯を撃ち殺したのでした。
娘は無事救出され、主人公は無事に恋人と抱き合い、プロポーズの返事「Yes」を聞いたのでした。
とんでもない作品を観てしまいました 笑。
これはヒドイ 笑。
『ザ・レイド』にも『ダイハード』にも失礼な映画です 笑。
死闘を繰り広げながら地下15階まで向かっていく、はずなのに、登りのシーンがあったりしてという緊迫感が一切ありません。
終盤までは最強最悪を誇っていた武装集団ですが、最終盤ではただの小悪党みたいになってるし。
だって首相の娘にパコパコと頭を叩かれて逃げちゃうんだもん 笑。
元はといえばクリスマスイブなのにクラブのパーティでドラッグで遊ぶ首相の娘なんて設定もいかがなものか。
主人公以外のSAS隊員も簡単に撃たれるは美女テロリストにあっさりやられるは、で簡単に死んでいくし。
10人ほどの仲間全員が死んでしまったのに、恋人と再会して喜ぶ主人公。
うーん、褒めるべき点が一つも思い浮かばないほどヒドイ映画なんですけど、それが真逆の良い点なのかも 笑。
この『レベル15』を観た後であれば、ほぼ多くの、ほとんどの映画が「イイ映画だなぁ」と思えるではないでしょうか。
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