余命90分の男のあらすじネタバレ感想
wowowで放送された映画『余命90分の男』を鑑賞しました。
稀代の名優、ロビン・ウィリアムス最後の主演作品です。
とはいえ、本作以降は声優としての仕事のみのようで、実際には最後の俳優作品といったほうが良いかもしれません。
原題は『The Angriest Man in Brooklyn』なので、「ブルックリンで最も怒る人」てな感じでしょうか。
あらすじは、余命90分を宣告された実業家のハートフルコメディです。
ロビン・ウィリアムス演じる主人公は偏屈な性格を持つ実業家。
朝の通勤時間帯にタクシーにぶつけられる交通事故に遭い病院へ。
担当となったのはミラ・クニス演じる女医。
愛猫が死んだり、上司との不倫仲など私生活に疲れきって、ドラッグに手を出していました。
そんなときに偏屈で短気な患者、ロビン・ウィリアムスを診ることとなり、激しく罵ってくる患者に売り言葉に買い言葉で、机の上にあったチラシに書いてあった90分という時間を見て、「余命は?」と突き詰める彼に「90分」と答えてしまいます。
病院を飛び出したロビン・ウィリアムスは会社に行くも弟や取引先に軽くあしらわれ、次は妻の元に駆けつけます。
しかし何年も喧嘩中の2人は、妻が横にいた友人を捕まえ「この人と愛し合ってたのよ」と。
次は喧嘩別れした息子に連絡をとろうと考えますが、居留守を使われる始末。
人生で世話になった人たち25人ぐらいを集めパーティを開催しようと考えますが、来たのはたった1人。
しかもまた喧嘩別れ。
そんな中、ウソの診断結果を告げた女医は彼を探しに奔走します。
職場で弟をつかまえ、家におしかけ妻に真相を話し、妻は息子に連絡をとります。
ロビン・ウィリアムスは息子宛にメッセージを録画しようとビデオカメラを購入し、浮浪者に撮影させますが、あっさり持ち逃げされます。
絶望した彼はブルックリン橋からイースト川に飛び込もうとし、女医が寸前で駆けつけますが、彼はそのまま川に。
川下でなんとか彼を救出した女医は謝罪と真相を話します。
90分ではないことを知った彼は女医とともにずぶ濡れのままタクシーで息子の職場に向かいます。
しかし乗車したタクシーはオープニングで事故を起こしたタクシードライバーで、罵った仕返しを受けますが撃退して2人で息子のもとに向かいます。
事情を聞いていた息子と感動の再会。
治療のため女医の元に入院しますが、8日後に亡くなります。
しかしその8日間は家族に囲まれ、とてつもなく幸せな日々でした。
家族や女医はイースト川の船上から遺灰を投げてエンディング。
一言でいえば、「ロビン・ウィリアムスらしい映画」でした。
まさにハートフルコメディですね。
フツーだったらまずありえないシチュエーションだらけですけど 笑。
ロビン・ウィリアムスに起きた悲劇を知らなければ、なんてことはない一本の映画だったんですけど、色々思いながら見てしまうとグッときてしまいました。
そんなワケで『余命90分の男』、ロビン・ウィリアムスの遺作と思って是非見てみてください。
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