12hours DEA特殊部隊のあらすじネタバレ感想
映画『12hours DEA特殊部隊』を鑑賞しました。
原題は『CROSSING POINT』なので、「交差する」みたいな意味となるため、日本用タイトルとは結構違ってます。
でも、12時間の麻薬特殊部隊のほうが、わかりやすいですかね。
アメリカ映画ですが、舞台はメキシコとなっています。
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友人2人とメキシコにバカンスに来ていた青年は、メキシコ美女と恋に落ちますが、彼女が麻薬組織に拉致されてしまいます。
5キロのコカインをアメリカまで密輸しないと彼女が命が無い、という状況に。
密輸中のバスから別のメキシコ美女にコカインが入ったリュックを持ち逃げされますが、彼女は地元のワルイ連中に囲まれてしまいます。
何としてもリュックを奪い返さないといけませんが、ワルイ連中にボコられる青年。
もっと悪い彼女の兄が目撃しており、妹を助けてくれた、と恩に着ます。
密輸に手を貸すわけにはいきませんが、一人の男を紹介され、護身用に銃を貸してくれます。
紹介された男を訪ねますが足元を見られ、国境越えのため大金を要求されます。
その頃、麻薬取締局が動き出しており、大金を引き出す青年はマークされることに。
大金を渡し、国境越えに車で向かいますが、運転手は青年を殺すよう命じられていたことを知り、運転手を撃ち殺す青年。
一旦は国境の壁を越えてアメリカ側に降り立ちますが、警備員に見つかってしまい、バッグの中を調べられます。
その瞬間、警備員を殴打し手錠をかけ、ピンチを乗り切りますが、バッグの中身がすり替えられていました。
国境の壁をメキシコ側に戻って、紹介男のアジトに引き返し、銃を突きつけ、コカインを奪い返します。
彼女の命を救うべく奔走する青年でしたが、実は彼女も麻薬組織の手先で、色仕掛けで青年を騙し、密輸させる魂胆でした。
時間が無くなりつつありますが、持ち逃げした美女の手助けもあって、地下トンネルでアメリカに向かおうとしますが、麻薬取締局が迫ってきます。
アメリカ側に渡ったものの麻薬取締局に捕まります。
麻薬取締局の捜査官に説得され、事情を全て話し、携帯電話を逆探知しアジトを確認。
受け渡し場所とアジトの同時急襲作戦が実行され、無事に逮捕となりますが、騙した女だけは生き延び、救出されたふりをして青年とクルマに乗り込みます。
コカインは押収されますが、支払った大金は青年の手に戻ってきました。
彼女との道中、捜査官から青年に電話がかかってきて「彼女に気をつけろ」と言われますが、時既に遅し。
ガソリンスタンドで彼女は大金強奪に切替え、スタンド店員を撃ち殺し、青年の命を狙い、ガソリンを青年にかけます。
危機一髪で彼女を倒し、捜査官たちが駆けつけ、押収されていた銃を捜査官が返却してくれます。
その銃を持って貸してくれた恩人のもとを訪ね、恩人にあいさつしつつも、ホントの目的は持ち逃げした妹との再会で、笑顔で抱き合ってエンディング。
この『12hours DEA特殊部隊』は日本未公開でタイトルもB級映画っぽいんですけど、かなり良くできている映画だと思います。
演者もほぼ知らない役者ばかりですが、シナリオもテンポも演技も見どころ十分でした。
タイトル見れば捜査官のほうが主人公だと思って見始まるものの、中盤ぐらいでようやく青年のほうが主人公なんだな、とか、一度騙されたのにまたメキシコ美女をすぐに好きになるんかい、という最後のツッコミどころなど、やや残念な点もあるんですけど、それでも面白く鑑賞することができました。
せめて、騙した女は組織の手先だったという事実を、もう少し後で教えてくれる展開だったなら、なおのことドキドキ感があったと思います。
『12hours DEA特殊部隊』、かなり楽しめる良作だと思います。
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