ザ・ミッシング消えた少年のあらすじネタバレ感想
wowowで放送されたイギリスのドラマ『ザ・ミッシング~消えた少年』全8話を見終えました。
珍しく、全8話一挙連続放送でした。
イギリスBBCのドラマですが、アメリカとの合作で、舞台はほとんどフランスです。
あらすじは、フランスに家族旅行中に5歳の息子が突然失踪、息子の行方を8年間にわたって探し続けるというお話です。
失踪当時の2006年と現在である2014ををいったきりきたりします。
息子の失踪後もフランスの片田舎で個人的に捜索を続ける父。
いつしか迷惑者として見られることに。
当時は現地警察の警部で引退した男の協力もあって、ひとつの手がかりを見つけます。
その手がかりから次々と新証拠が出てきたりしますが、トントン拍子で進むわけではありません。
夫婦の離婚問題やら、記者に脅される刑事とか、その記者が暗躍したりとか、人身売買グループの噂とか、最初は善意の金持ちだったけど実は幼児虐待者とか、最初の容疑者で幼児愛好者の若者とか、捜査費がかさむとして中止しようとする市長とか。
本筋なのか伏線なのか、実は全く関係ないエピソードなのか、様々なエピソードが描かれます。
しかも2006年と2014年を行ったり来たりで話が展開されるため、観る側も集中力が必要です 笑。
最終的には、失踪時に禁酒の掟を破ったホテルの支配人が息子を轢いてしまい、当時は判事、現在は市長を頼り、揉み消した、というオチです。
支配人は「兄から息子を始末したと聞いた」と打ち明けられますが、市長が自殺したことで息子の遺体はおろか、生死の真相も闇の中となりました。
エピローグでは、息子の生存を信じている父がロシアで息子に似た少年を見つけ、自分が父であることを告げると、通報された警察に拘束される、というシーンで終わります。
ただ、少年の顔がアップになる思わせぶりな演出なので、これまたミステリーで終わるんですが。
よく出来たドラマだと思います。
息子は生きているのか、真犯人は誰、といった謎解きだけでなく、やはり過去と現在を行き来する手法が秀逸です。
なぜ離婚しているのか、なぜ警部は片足が不遇なのか、といった疑問がストーリーが進むにつれ明らかになっていきます。
ただ、個人的には離婚問題を混ぜるのは構わないんですけど、相手が担当刑事だった、というのは好かないかなと。
それと、現地警察の刑事が過去に殺人犯だった、というくだりも、いくらなんでもそりゃないよ、といった感じでしたが。
また、支配人が息子を轢いてしまったことが明らかになるくだりも、簡単にわかりすぎたような気もします。
いち視聴者としては、身近な誰かが真犯人では、と思っていたところ、完全に脇役中の脇役だった支配人がまさかの真犯人には驚きでした。
ただ、権力者である市長が一番の犯人であるというのはよくあるパターンでしたけど。
それでも、なかなかいいドラマが観ることできて満足な作品でした。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
見終わりガックシw
日本とは事情が違うでしょうが、まずは交通事故を疑い、街の道路、人の轢かれた跡などを調べるのではと思います。
吹き替えだったので台詞とBM、効果音が重なり、聞き取れない台詞があったり、間延びした会話など、イライラしましたね。
あのおー、
刑務所で刺された元刑事が結局はなんの証拠を隠滅したんだ!?
さっき録画消しちゃったー(>_<)
オリバーを轢いた男が現場に落とした、禁酒を達成した時に貰えるコインです。1話で20枚揃ったって自慢気に言ってましたが、最終話では2006年のモノだけが欠けてましたよね。禁酒も真っ赤な嘘っぱちでしたが、飲酒運転中に子供を轢き、兄に泣きついて尻拭いを頼む卑怯で最低な野郎です。